妄想暴走オタク日記
「愛か死か、なんてヒーロー漫画みたいや」
実際オレらヒーローなんやけど、とイエローは言って笑った。 余命僅かだというパープルの為に、イエローに必要なのは愛を失う事らしい。皮肉な事に、それはパープルを失う事でもあった。イエローはパープルを愛していたから、それを失う事は、すなわちイエロー自身を失う事でもあった。 それでも、とイエローは思う。 自分はたぶん、もうすぐ死に至る。愛を手放す事は出来ないから、パープルの為に死のうと思う。だってパープルのいない地球は守る意味がないし、生きる意味もない。 「だからオレはたぶん、正味ヒーローにはなられへんのや」 不特定多数を守るより、パープル一人を守ればそれでいい。…今は。 それがどれだけの背徳か、間違った事か、薄っすら分かる気はするけど、それだってどうでもいい、と思う。だからこれから自らの行く先が地獄だとしても、それもまたいい、と思う。 だって、パープルのいないこの世界だって、地獄には違いない。 「願わくば…」 じわりじわりと迫り来る死を待つべく、イエローは地面に横たわる。そうしていると地球に抱かれているような、パープルの愛した地球に抱かれるような気分になる。
願わくば、三途の川、蜘蛛の糸でもいいのだけれど、死に至るまでに一度でいいから、パープルと擦れ違う事が出来ますように。 そうすればその一瞬を逃さずに、パープルに聞こえる大きな声で、愛してると言えるから。
その時を思い浮かべて、うふふと笑みを浮かべる。 幸福な微笑を刻んで、イエローはそっと目を閉じた。
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横蟻の東からバトロワレンジャーの速報メールが来て、ぎゃっと叫びつつここここんなの?と勝手に想像した黄紫…。絶対に間違っている自信があるので、こんなんらしいよーというノリだけでお楽しみ下さい。
ってか、久し振りの日記(1ヶ月振りらしい!)なのに相変わらず適当ですみません…。 一応、未定を見たり東方神起に連れて行かれたり色々あったんですが、なかなか日記に手がつかず…。
そんなこんなで、生きてます。(すみません)
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