毎年この時期恒例となりつつあるオススメの本のご紹介。 今年は例年の比べると豊作だったのもあり、かなり読破しましたね。 数にすると100冊は超えたんじゃないでしょうか。 今年に買った本だけでも50冊弱はあるわけですから。
たくさん本を読んだのはいいけど、どの本をどの時期に読んだとか 登場人物の名前とか、一切覚えてないんですけどね。 しまいには、どんな終わり方をしたのか ハッピーエンドだったのか、それともバッドエンドだったのかすら 記憶の彼方へ吹っ飛んでしまっている。 「それじゃー読んでないのと一緒ジャン」って言われたら まったくもっていい返す言葉の一つすら見つかりません。
そんな忘れっぽい自分ですか。 あまりの衝撃で忘れるにも忘れられない印象深い小説でもある その栄えある今年のベストセラーは
倉阪 鬼一郎の 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
あらすじは、黒鳥館と白鳥館と名づけられた二つの洋館内で 招待客が招かれ、その招待客が次から次へと殺され 連続密室殺人事件が起こるという推理小説である。
内容としてはどこにでもある普通の推理小説なのですが。 とにかくトリックが凄まじい。 今まで自分は様々な推理小説を読んできました。 意外な犯人、斬新なトリック、大どんでん返し。 それらをすべて吹っ飛ばすほどの衝撃を受けたトリック。 どんなドリックだったのかはもちろんいいませんが 一言でいうならば 「くだらない」 その一言に尽きる。 この本を読んだ人はみんなこの一言をつぶやくと思います。 ホント、これほどまで 「くだらない」 と思ったトリックはない。 あまりのくだらなさにフルスイングで本を壁に叩きつけ 腹がこじれるくらい笑わせてもらった。 いやぁ〜あの時は死ぬかと思ったわ、冗談抜きで。
これほどまで 「くだらない」 と思ったことはないし もう二度と出会うことのない本であることは間違いない。 あまりにもくだらないトリックがお好きな変わり者がいましたら ぜひお試しあれ。
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