The あぽ家
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2009年05月08日(金) 涙の単位

例の練乳がこのくらいまで減りました。




減ったところで思います。

10日でこんくらいって順調じゃない? やるじゃない私。

10日でこんなに減ってること自体ダメなんじゃない? 私。

果たしてどちらが正しいのか?

GW明けの呆けた頭では判断しかねております、悪寒です。



昨夜もテッキリ、相方は夜もバイトだとばかり思っていました。

ボケボケのヤツの為に、洗濯した制服を忘れないように!と念を押しておきました。

「あ、そうだ!」とすっかり忘れていたらしく感謝された次第。

そんな働き者のために夜食用にとパンを焼いていますと・・・・。


焼きあがる前に帰って(笑)ってきましたよ。

「あれ?」と言うと「今日は木曜でバイトなかった」

あー、血は争えない呆けっぷり。

お釜の残りの炊き込みご飯を貪ってました。


夜の9:53分に焼きあがるパン。

このホームベーカリーってやつは本当に便利です。

材料さへぶち込んでおけば、きっちりと焼き上げてくれますから。

・強力粉 250g
・バター 10g
・砂糖 大匙2
・スキムミルク 大匙1
・塩 小匙1
・水 180ml
・ドライイースト小匙1(別ドアから)

これだけ覚えていれば出来ますから。


機械って素敵。


塩梅とかの曖昧さは一切無い。

コマンド出せば、その通り!によく躾られてる。

今日はだるいからお手したくないなぁ・・とかのイヤイヤも無い。

お義理で尻尾振ってみるとか、そんなお愛想もありゃしない。


キッチリ入れれば、キッチリ焼く。


もしかして、こっちが躾られてるのかも知れぬが。



そんなパンが焼き上がって蓋を開けてみると、何だかいつもと違う。

少々小ぶりで、皮もパリパリ。

見た目はとても美味しそうだけど、ちょっと不安になりますよね。

「あれ?何だかいつもと違う気がするんですけどぉ」と言うと

寝転がって携帯を弄っていた相方が「どれ、端っこ頂戴」と。


お前、さっき腹いっぱいだって言ってたジャン(笑)


普通なら少し冷まさないと柔らか過ぎて切れないのだが、

いきなりさっくりと切れるというある意味便利な固さだ。

ただ中はホッカリといつも通りに美味しそう。

齧り付いて「何か一味足りない」と相方。


そこで思い出した・・・・


”塩”入れるの忘れた。 


文字通り「一味」足りなかったのだ。

ところがこの一味がないと・・・むしろ「全味」足りないぐらいに不味い。

対応策にフライパンにバターを溶かして焼いて、メイプルシロップをかけてみたけど、何も補えてない。


寧ろ一味足りなさを強調しただけのこととなる。

見た目は立派なパンなのに、たった塩小匙一杯で全く味気ないものになる。




ひとつ足りない・・てそういう事だよなぁ。




昔我が家は母子家庭だった。 家族の最小単位。

それが母子ワン家庭になり、やがてまた母子家庭に戻った。

数は戻ったけれど、喪失感は残った。

あのこはきっと小匙一杯の塩だったんだなぁ。



日向でお昼寝するあのこから潮のにほいが漂ってたもん(笑)


よっ! 海の男!!



悲しみの涙がしょっぱいのはきっと、そんな喪失を埋めるため。

涙の単位は多分・・


一筋とか、一粒とかの文学的なものなんかじゃなくて

「小匙○杯」というキューピィー三分クッキング的なものなのだと思います。



小匙で計るニャ気が遠くなるほど、流したちゅーの!



そして、その件のパンは、速攻三角コーナーへと・・・。

どれだけ不味いか気になる方は「試してガッテン!」

ホームベーカリーが無い方は・・・買って試すといいですよ(笑)


本日、リベンジパンは10:09分に焼きあがりま〜す♪


aquri(K) |blog