The あぽ家
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2004年06月15日(火) |
ニュージーランドに与作はいない |
わんこのお話。
ニュージーランドは牧羊国、必然的に羊を追うわんこの存在は大きい。 人の10倍は働くらしい。 そんな国のお話。 与作さんは数頭のわんこを飼っていました。 毎日、彼らを車に乗せて牧場にご出勤。 仕事があるまで、車の荷台でお行儀よく「待て!」 彼らにとってご主人様である与作さんの命令は絶対。 何時間でもそのままの態勢で待つことが出来ます。 が、その中の一頭(仮の名をマラドーナとしましょう)は、それが出来ない。 云ってみれば「云う事を聞かない」お困り者のわんこでした。 その日も、与作さんはいつものようにわんこたちに「待て!」の指示を出したあと、その場で作業中に突然、熊に襲われたのです。 抵抗する事も出来ずにいると、なんとそのマラドーナが「待て!」を無視して熊に向って行ったのです。 そのおかげで与作さんは一命を取り留めた。。。。という話。
どう思います? この話
マラドーナは一気にヒーローですよ。 でもね、、、、待っていたわんこたちの評価はどうなるんでしょ?
この話を見たときにフッと思い出しました。 とっても優しいあの人は、ちょっと厳しい姿をみせただけで実は腹黒い。。とか噂されたりするし 逆に、いつも冷たい人がフッと優しさをみせたりすると途端に高感度UPですよ。 人間っておかしな感性だな・・って感じた中学時代を(ふるっ) 99%積み重ねてきたものが残りの1%で見事に台無しになったりする。 だからこそ、リンゴは赤い!になるのかな? だって、リンゴの赤さは本体のほんの一部なのにね。
わんこにしてみりゃ、「待て!」で動けなかった事も、熊に向っていった事も誇ってもいなけば恥じてもいないだろうに 人間とはこんなにも何かに理由や、結論や、悟りや、物語を作り出さなければ気のすまない生き物なのだな、と改めて実感した次第です。
ま、自分にいいように考える事は悪い事だとはあたしは思わないから、今日もこやって色んなことをごちゃごちゃと書きなぐってる訳ですけどね(爆) 心底、人間なんだわね。。あたしって
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