おうち鑑賞

2010年08月03日(火) 『小早川家の秋』 『ブレードランナー』 山川方夫「夏の葬列」


『小早川家の秋』1961年 小津安二郎監督

先日見た『宗方姉妹』に比べたら全然こっちの作品の方が面白かった。

これで松竹以外で製作された作品で未見なのは『浮草』だけだと思う。

造り酒屋の中村雁治郎演じる大旦那の愛人の浪速千栄子の存在が

エキセントリックですごく面白い。娘とのやり取りにもドキッとする。

奇をてらっているからドキッとするんじゃなくて

そこに真実が含まれているからハッとさせられるんだと思う。

小津安二郎作品の死生観っていうのかなあ、いつも心に刺さってくる。

見慣れた小津調に面白がり方もわかっているさと見てしまいそうになるが

約100分前後の作品の中に、これだけ多くの登場人物のキャラクターが

描き分けられているのは凄いと思う。

あ、それと、冒頭とラストに作品のスパイス的役割で登場する

森繁久彌さんって面白い味のある俳優さんだなあと改めて思った。





『ブレードランナー』Blade Runner 1982年 リドリー・スコット監督

かなりの年数ぶりに見る。

オリジナルバージョンを見る。

自分の中に強烈なインパクトを与えた作品に違いないのだが

意識下、無意識下とも反芻し過ぎちゃったのかなあ。

自分の中で既に昇華されている感覚を持った。

近未来の設定だが、ブラウン管テレビがあるのを見て

製作時代に思いを馳せる、そんな面白がり方もしてしまった。

オリジナルバージョンは一応ハッピーエンドな結末だったんだ。

記憶のイメージが違っていた。

ディレクターズカットとか完全版とか色々あるみたいだから

リドリー・スコット監督のウンチク(コメンタリー)バージョンも

時間を置いて見る。リドリー・スコット監督のウンチクは好きだ。






山川方夫「夏の葬列」読む。

胸に刺さる。








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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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