| 2010年06月02日(水) |
『ビューティフル・マインド』 |
『ビューティフル・マインド』A Beautiful Mind 2001年 ロン・ハワード監督
NHK-BSで録画したのを見る。
ラッセル・クロウ出演作品。
絶妙なタイミングの放映である。
『L.Aコンフィデンシャル』に気持が傾き続け
一時も離れられない状態から、少しクールダウンして
冷静なフリをする?事が出来るようになった時期である。
『L.Aコンフィデンシャル』の世界の人物が
別の世界の人物を演たらどんな風になるんだろうとワクワクして見る。
『L.Aコンフィデンシャル』が作りこまれている作品だけに
『L.Aコンフィデンシャル』頭の今、意識的、無意識的に
比較してしまうのは仕方ないわ。
ラッセル・クロウ演じる数学の天才が、スパイ任務を命じられ
諜報活動に没頭する日々は現実なのか虚構なのか
その種明しがあるまでの物語の過程において、
妻となる女性との出会いの設定が貧弱すぎる点で
(描写が貧弱とは思わず真に受けた解釈をしようとして)
あらぬ人物関係をかんぐるという無駄骨を折らされた。
ジョン(ラッセル・クロウ)の虚構の世界である
スパイ関連を描写する比重がちと大き過ぎるような気もする。
そのため、尻すぼみになってるような気もする。
あと見る側に後半部分、その描写がジョンの虚構なのか現実なのか
もっとハッキリわかる、ひと工夫も必要だったと思う。
ジョンがレストランで大勢の人達の賛辞を受ける場面など
あれ?これはひょっとして虚構の話? などと迷ってしまったもの。
ラッセル・クロウはどこに行ってもマッチョな人だったんだな。
老齢を演じたラッセル・クロウはすごく上手いと思った。
マッチョな体型がかっぷくのよい老人の様子につながって自然だった。
野暮ったさ、素朴さと「華」が両立している俳優さんだな。
ラッセル・クロウの奥さんの老けた様子は、欽ちゃんの仮装大賞かと思った。
たぶん20代の女優さん?(ジェニファー・コネリー)なのだろうから
しょうがないといえばしょうがない。でも笑えた。
物語は素敵だと思う。
『雪』 黒澤明脚本 再読、読了する。
瑞々しく清廉な情感が、わぁっと目前に
きらきら光りながらひろがっていく感じだ。
涙がこぼれる。
戦前(1942年)に書かれた作品だと思うと意外な感じがする。
真髄は時代を超えるのだなと改めて思う。
|