『チャンス』1979年 NHK-BSで録画したものを見る。
初めて見たのは二十歳くらいの時だったろうか。
わかったフリをして映画を見ていた頃だ。
本心ではそれほど確信していないのに
ピーター・セラーズの良さをわかっている、というポーズをとっていた
そういう記憶のある映画。
だがら、作品とは関係なしに苦い思いもよぎるのだ。
それにしても、ずっと心のどこかにあり続けていた。
改めて見た印象。
バリバリのコメディータッチでもないわけだから
いくらなんでもその設定はちょっと無理あるだろう、と感じてしまった。
ピーター・セラーズはコメディアンだそうだから
それを知ってる人が見たら成立する構図なのかもしれないけど
白紙の状態でこの映画を見る者の立場からすると
意志の疎通のズレが、絶妙にお互いの立場で噛みあってしまうことの
作品としての説得力が、もうもうひと踏ん張りと思ってしまう。
しかしながら、この作品の空気感は好き。
そして、庭師がお屋敷から一歩外に踏み出して行くという設定も。
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