おうち鑑賞

2010年02月10日(水) 『早春』


『早春』1956年 小津安二郎監督作品


面白ー! 面白ー! 面白ー!

すごく好きだ。もうどうしようと思うくらい好きだ。

特別なことではない、よく見聞きする、

あるいは誰しも心当たりのあるような出来事を通して

精密に描かれた様々な人々の人生。

これ以上のリアルはないと思えるリアルな表現にしびれる。

深い、だけどサラリとかわされる。

すぐ手が届くと思って差し入れた透明な水面。

きらきらと藻や光が交錯する、

目の前にあるように見えて、ずっとずっと底が深い。



宮口精二のおっさんぶりは秀逸この上ない。

物語上、直接関与しているわけではないが

夫婦を演じた杉村春子ともども演技を感じさせない

自然に見える所作にしびれてしまう。

他の小津安二郎監督作品に出演している杉村春子の

自然に見えながら、可笑しみや感情の奥深さを醸し出している演技も

すごく魅力的で印象に残ってる。

登場人物全ての人生が描かれているのだ。

ああ面白いったら!








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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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