| 2009年04月02日(木) |
何年ぶりで見る『卒業』 |
ずいぶん前にBSで録画してあった『卒業』を見た。
あー、すごく良かった、見てよかったという気持ちでいっぱい。
初めて見たのは二十歳くらいの時だったかなあ。
ストーカーという言葉も概念も(日本にはまだ)存在しない時代だったから
その時は感じなかったことだと思うけど、
今見るとベンジャミン(ダズティン・ホフマン)って
かなり危ないストーカーぽい。
ま、それはさておき
思った以上にひとつひとつの場面の記憶がなかった。
だから初めて見るような感覚で見ることが出来た。
これは自分で意外だった。
強烈な『卒業』のエッセンスだけ体に残っていたということだ。
裂くような映像表現に胸を突かれる。
驚くほどシンプルな台詞だけで驚くほど人物像を深く想像させてくれる。
役者さんの演技力(特にミセス・ロビンソン=アン・バンクロフト)に
よるところも大きいとは思う。(あと翻訳のおかげ?)
映画を見ても、ある程度は説明台詞があって当然という
感覚になっていたとこの映画は思わせてくれた。
骨太で土台ががっしりしたところに描かれた
クールでキュートで衝動が痛い映画だった。
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