| 2009年03月26日(木) |
『リトル・ミス・サンシャイン』Re |
今日も『リトル・ミス・サンシャイン』を見る。
考えてみると登場人物たちはいわゆる映画の中で言う「負け犬」なのだ。
リチャードは勝ち組になりきれず
シェリルはそんな旦那のいる家庭にイラダチをつのらせ
グランパは山あり谷ありの人生の末、老人ホームを追い出され
嫁の食事に文句を言いながらヘロインに依存する生活で
フランクはゲイで失恋、自殺未遂を犯し
ドウェーンは家族に反発、色弱が発覚
熱望していた航空学校への夢を立たれ失意のどん底、
そしてオリーヴはミスコンに優勝できない。
字面に起こすと惨憺たる状況だけど
この映画から受け取る印象はポジティブであたたかい。
コメディータッチで描かれているという表面的なこともそうだけど
ミスコン前夜、オリーヴが「負け犬はイヤ。パパが嫌いだと言ったから」
と涙ながらに打ち明けた時にグランパが返答した言葉。
「負け犬というのは負けるのが怖くて挑戦しないやつらのことだ。
お前は違うだろう?」
この映画につらぬかれている一本の芯、テーマはこれなんだと改めて思った。
あっちにぶつかりこっちにぶつかりしながら進んでいく。
傍目には滑稽に見えてるかもしれないけどそれが人生なのだ。
何度も見ているけど、目から鱗というか、いつもと違う視点に立って見れた気分だ。
映像関係の翻訳本の再読したのは一章ぶん。
もっと集中して読んで一日に読む分量を増やしたい。
だけど最初に読んだ時よりスンナリ入っていく感がある。
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