| 2007年09月06日(木) |
『69』 『それでもボクはやってない』 |
『69』
村上龍 原作、宮藤官九郎脚本 作品。
全共闘時代の高校生たちの青春物語です。
『青春デンデケデケデケ』のヤンチャ版(?)のようでした。
妻夫木聡は魅力的な役者さんだと思いますが
色々な作品でよく見かけてイメージが出来ちゃってるせいか
高校生の青臭い初々しさというより(妻夫木聡は高校生役)
練り上げられた男のような。
『それでもボクはやってない』
かなり重いテーマをおもしろく
(と言ったら語弊がありますが)
見ることが出来たと思います。
一見「冤罪」と闘うトーンでストーリーは進行していきますが
この映画は「冤罪」そのものをテーマにしているのではなく
裁判制度の疑問、あり方をテーマにしているのだと
見ている途中気付かされました。
(ネタばれになってしまうかもしれませんが)
主人公の男は一貫して容疑を否認しています。
そして冤罪と闘うこの男に感情移入していきます。
真実が何か確たるものを掴んでいないのに
メディアの報道いかんによって
感情が左右されてしまうんだということを
体験させられた気持ちになりました。
この映画で確実に主人公が無実である証明はなされていません。
あるいは犯人であるという伏線のもと
ストーリーが展開していくわけでもありません。
裁判制度、メディアの報道に対して
個人がどう向き合っていくのか、
矛盾や難しさを提示してくれた映画なのだと思いました。
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