冒頭から、不安感や嫌悪感に満ちているだろう映画の世界を予感させられる。不均衡な構図や下からあおるような構図もそれを物語っている。この映画はよい映画だ、と思う。だけど気持ちの部分では、ものすごい嫌悪感。ラストの暴力シーンの連続は圧巻だった。狩猟民族の人たちの映画だねぇと、ちょっと茶化して言ってみたくなる。