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■ 膨らむ不安
初めて病院に行きました。
待合室には、私と同じように、心に病を抱える人たちが、所狭しとひしめきあっていました。
皆の目は虚ろで、場の空気は限りなく重く、一人一人が、不安そうな空気を醸し出していました。
一時間ほど待った後、名前を呼ばれて、診察を受けました。
医師の先生は、とても優しそうな人でした。
でも、初対面で心を開くことはできませんでした。
一人でいるときの不安な顔を決して見せることなく、気がつけば診察は終わっていました。
正直、救いの実感は何もなくて、手元にわずかな薬が残っているだけでした。
2006年02月25日(土)
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