映画のお話
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2007年10月29日(月) 何度か観て思った事、交渉人 真下正義

1度目に観た時は期待して観てしまったので「あれ?…うそ?!」が正直な感想。
期待しなくても、そうだったと思う。
何故かと言うと犯人が最後まで確定できなかったから。ああいう映画の定義で(私の中では)犯人は誰かという事を明確にしなければ終わらないと思っていたから、それは変じゃないかと思ったので終わった時にもったいないと思った。

ユースケ・サンタマリアという役者(過去バンドやってたんだよね)は踊るシリーズで、役者としてすごく伸びた人だと思う。ドラマでもどんどんいい味が出てくるなぁと思っていた。
存在感が線が細いのにある人で、不思議な人だなと思う。踊るの映画の2作品でも面白い位置にいたし、面白い演技だった。

そして主演となった「交渉人 真下正義」は面白いに決まっている!なんて気持ちが当然あった。オープニングも面白かったし、展開も面白かった。なのに?何故?がずっと頭にあったのだけど…。

最近TVで観て思った事。
最近のニュースを見て思うのは、誰でも犯人になれるという怖いニュースが多い。
全く関係がなくても犯罪はおこる。一昔前いや、二昔前ならありえなかった事だと思う。色々な事情があって犯罪はおこる、だから犯人像も出てくる。しかし昨今では殺人事件等でもなんの怨みもなくても簡単におきてしまっている。

織田裕二の主演の踊るシリーズの「レインボーブリッジ…」も、犯人の殺す相手は全く関係のない人達ばかりである。その次の作品が「交渉人 真下正義」は今の時代の事件をそのまま映画化したもの?だったの?と思った。
納得ができなかったけれど、やっと納得ができたのである。理由なき殺人…そういう事か…と思ったら「?!」も消えた。

前回、レディース・デーに行けたらと書いたけど無理…今週もやっぱり無理なようなので…と書いておいた方が行けたら嬉しいし。
ですね。


あーる