月に舞う桜
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◆合計9冊 55. 小林美穂子・小松田健一『桐生市事件 生活保護が歪められた街で』 56. ハンス・ヨナス『グノーシスの宗教 異邦の神の福音とキリスト教の端緒 増補版』 57. 呉勝浩『蜃気楼の犬』 58. ジョン・マレンボン『中世哲学』 59. 葉真中顕『絶叫』 60. 大貫隆『グノーシス考』 61. 荒井献『ユダとは誰か 原始キリスト教と「ユダの福音書」の中のユダ』 62. 太宰治『富嶽百景』 63. ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
※数字は1月からの通し番号
今月はあまり読めなかった。分厚い本を読んだからというのもあるが、スマホゲームにはまってしまい、読書時間が削られている。良くない。 ところで、私は父方の祖母がかなり熱心なクリスチャンだったことの反動で、宗教というものが嫌いだ。宗教は諸悪の根源の一つだと思っているくらいだ。 けれども、それはそれとして、宗教の文学的、芸術的価値は認めなければならないと思うし、宗教全般に嫌悪感がありつつも、グノーシス主義は結構好きだ。ユダにも興味惹かれるものがある。 ある宗教で正当教義と認められているものは、つまりは権力と結びついていて、権力に都合がいいということだ。だから、私は、正当教義とされているものにこそ、より懐疑的だ。それに対し、異端とされている宗派の中には、権力に対して抵抗していたり、抵抗しないまでも、権力にとって都合の悪いものがある。だから、どちらかと言えば異端とされているものに惹かれる(もちろん、ものによるが)。 グノーシス主義についてまだ名称くらいしか知らなかった頃に書いた詩や小説が、意図せずグノーシス主義的であることが分かって、ちょっと嬉しい。
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