月に舞う桜
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2024年09月05日(木) |
マイクロ・アグレッション |
障害者は舐められやすい。 相手が非障害者なら、絶対そんなこと言ったり訊いたりしないだろ? と思うようなことを、障害者相手だと平気で言ってくる奴らが多い。 障害者をやっていると、毎日毎日がマイクロアグレッションの積み重ねだ。一つ一つは小さな砂粒でも、降り積もれば大きな山となり、心を押し潰す。
新しく契約したヘルパー事業所は、ヘルパーさんが慣れた頃に、男性のサービス提供責任者が介助の様子を見に来たいと言う。私がお願いsているのは、朝の身支度だ。女が朝の身支度するのを、どうして、一度も会ったことのない赤の他人の男に見られなければならないのか。男性のサ責が見に来る予定だと言ったのは、女性のサ責だ。彼女は、自分がものすごく失礼で侮辱的なこと言っていると気づかないのだろうか。同じ女なのに? 相手が健常者なら、あり得ないと分かるが、相手が私(障害者)だから、頭がバグってしまうのだろうか。
昨日はラポールに行く日だったが、いつものヘルパーさんがお休みだったので、サ責が来た(上記とは別の事業所)。そのサ責も他に用があるようで、ラポールにいる間に別の人に交代した。 私がフィットネスルームのマットに脚を投げ出しているとき、交代のスタッフが来た。私の会員カードがないと、介助者登録できないとの話だった。 私に付いていたサ責が、ロッカーにしまってある私のバッグからカードを出して手続きしてくると言って、私をおいて、私のロッカーの鍵だけ持って出ていった。「バッグを開けてもいいですか?」と一言も訊かないで。私は靴を脱いで高いマットに脚を投げ出していたから、とっさに私も行きますと言えなかった。脚を下ろして靴を履かせてもらうと、手間をかけさせてしまうし、その間、交代の人を待たせてしまう。 でも、一言こちらの意向を確認するべきではないのか。なぜ、本人がいないところで、貴重品も入っているバッグを開けてもいいと思ってしまうのか。なぜ、他人に介助されることの多い障害者なら、平気だと思ってしまうのか。
今日は、トイレのリフターを交換できるかどうかの確認のために、ケースワーカーと福祉機器センターの人と業者が来た。 福祉機器センターの人は顔なじみだ。仕事はテキパキやってくれる人だが、やはりこちらが障害者だとなめてかかるところがある。今日は、体重を訊かれた。一応、業者の男性スタッフから離れたところで、小声で訊きはしたが、私の体重が仕事上、真に必要な情報だとは思えない。なぜ体重を訊く必要があるのか、説明はない。そして、通院しているかどうかも訊かれた。子宮内膜症で婦人科に定期通院しているが、それは言わず、「障害のことで通院はしていません」と答えた。嘘はついていない。福祉機器センターの職員が、通院情報まで必要とは思えない。こちらは、健康管理なんか頼んでいないのだから。 福祉関係者はは、真に必要とは思えない機微な情報を聞き出したがる。あの無礼さは、どうにかならないものか。
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