月に舞う桜
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★合計16冊 163. 岩渕功一編著『多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの』 164. 染井為人『海神』 165. 加藤直樹『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』 166. 砂川文次『臆病な都市』 167. 最果タヒ『死んでしまう系のぼくらに』 168. 石垣りん『表札など』 169. 町田康『パンク侍、斬られて候』 170. ル・クレジオ『逃亡の書』 171. 穂村弘『はじめての短歌』 172. 穂村弘『ドライ ドライアイス』 173. 横溝正史『仮面舞踏会』 174. アルトゥール・ショーペンハウアー『孤独と人生』 175. フランソワーズ・サガン『すばらしい雲』 176. 俵万智『かぜのてのひら』 177. 東野圭吾『むかし僕が死んだ家』 178. 今野敏『アキハバラ』
※数字は1月からの通し番号
新型コロナに感染して寝ていることが多かったわりには、たくさん本を読めた。 ショーペンハウアーが『孤独と人生』の中で、ラ・ブルュイエールの「われわれの災いのすべては一人でいることができないことから生ずる」という言葉を紹介している。 ラ・ブルュイエールの言葉はその通りで、一人でいることができないのは本当に不幸なことだ。 でも、ADLの多くを他人に頼らなければ生きられない私は、いったいどうすればいいんだ……。 ショーペンハウアーは、幸福になるために孤独をすすめてくるけど、孤独でいたくても孤独でいられない人間もいるのだよ。 ショーペンハウアーの本はときどきとても面白いことや頷けることが書いてあるのだが、いかんせん、女性蔑視が激しいのがなあ……。
というわけで、今年は178冊の本を読んだ。それ以外に、浦沢直樹の『20世紀少年』を図書館で借りて読み直し、なぜか急に読みたくなって『白鳥麗子でございます!』の電子版を大人買いした。それから、江國香織と湯本香樹実の絵本を数冊。
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