月に舞う桜
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2017年10月03日(火) |
WEBマガジン「Plus-handicap」に参加! |
WEBマガジン「Plus-handicap(プラス・ハンディキャップ)」にライターとして参加することになりました。不定期でコラムを書きます。 昨夜、第一弾が掲載されました。
★「生きづらくない状態」とは「自由であること」。じゃあ、自由ってどういうこと? https://plus-handicap.com/2017/10/8879/
ぜひ、たくさんの人に読んでもらえると嬉しいです。 自分の不注意で電車を乗り過ごしてしまったときに味わった感動が、少しでも伝わればいいなあ。そういう文章をちゃんと書けてるといいなあ。
「Plus-handicap」は
≪「生きづらさ」に焦点を当てたWEBマガジン。 なんとなく「生きづらい」ひとたちの、なかなか「知らない」リアルや「生きづらさ」を打ち破るためのきっかけや改善提案をお届けしています。≫
とのこと。 障害者だけじゃなく、様々な立場、様々な「生きづらさ」を抱えたライターさんがコラムを書いています。
★「Plus-handicap」トップページ↓ https://plus-handicap.com/
「生きづらさ」って、この社会で実は多くの人が抱えているんじゃないかと思うんですよね。 でも、自分とは異なる立場や環境、境遇の人が抱えている「生きづらさ」の本質って、なかなか見えにくく、実感しにくい。知る機会もあまりない。 「障害者」とか「女性」といったような特定のカテゴリーに焦点を当てることも大事なんだけれど、そうすると、その場所ではそれ以外の「生きづらさ」が見えてこない。 だから、より横断的に「生きづらさ」というものを見ていく場って必要なのではないかなと思います。 立場は違えど、「なんか生きづらいよね」という思いを同じテーブルの上に出し合って、共通認識を持つことで、そこから建設的な何かが生まれることもあるんじゃないかと。
あと、このWEBマガジンに参加したいと思ったきっかけは、編集長が一年余り前に書かれたコラム↓です。
★編集長のコラム「障害を「個性」だなんて言うけれど。」 https://plus-handicap.com/2016/07/7557/
このコラムに書かれていることは、私がずいぶん前からずっと感じていること、そのものずばりでして。 「障害は個性」という考え方はわりと広まっているような気がするんですが、正直「嫌だなあ。迷惑だなあ」と前々から思っているのです。 誰かが自身の障害を個性と捉えることで生きやすくなるのであれば、それは私が口を挟むことではないけれど、少なくとも私の障害は個性ではないし、「障害は個性」が一般論として普及してしまうと「生きづらさ、息苦しさ」は増すばかり。 障害はただの不運、ただの「押し付けられたもの」なのに、それを「個性」などというポジティブで口当たりの良い言葉に置き換えるのは、障害ゆえに否応なく押し付けられた「生きづらさ」を意図的に無視、あるいは軽んじられているように思えます。 ただの不運と思うから「まあ、しょうがないか」と折り合いを付けられるのであって、他人に「あなたの障害は個性でしょ?」なんて言われたら、たまったもんじゃないわあ。 私の障害は障害であって、個性なんかではありません。
で、このWEBマガジンに参加するに当たり、編集長とお会いしていろいろお話したのですが、今回のコラムに書いた内容も含めて私の体験をお伝えしたら、「へえ! 車椅子ユーザーってそうなんですね!」と、こちらの想像以上に興味を持ってくださり。 (編集長も足に障害があるけど、車椅子ユーザーではない。)
編集長の言った「へえ!」こそ、私にとっては「へえ!」で。 私にとっては(車椅子ユーザーにとっては)当たり前で、取り立てて言うほどのことじゃないように思えることでも、他の人(車椅子ユーザーじゃない人)にとっては新鮮な驚きに繋がることっていっぱいあるんだな……と、改めて実感したのでした。
ところで、もう一つのWEBマガジン「LoveHandi」ですが、残念ながらWEBマガジン自体が現在休載中です。 再開されたら、もちろんまた参加するつもりです。
★障害者と健常者を繋ぐWEBマガジン「LoveHandi」桜井弓月の記事一覧↓ https://lovehandi.jp/author/sakurai/
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