月に舞う桜

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2016年12月31日(土) 2016年のまとめ

大晦日なので、2016年のまとめなんぞを。
今年一年を振り返るようなテレビ番組は、暗くて未来に希望が持てなくなるような話題を取り上げることが多いので、せめて自分自身の振り返りくらいは良かったことを並べてみたい。

◆参戦したライブ
4月:Toshl春のロック祭り(2days)
8月:Toshlディナーショー
10月:Cocco、Visual Japan Summit、Toshlバースデーランチショー
12月:YOSHIKIクラシックコンサート

◆今年一番、心に残ったこと
10月にあったToshlのバースデーイベントで渡した手紙に対して、定型句じゃなく、私の手紙をきちんと読んでくれたことが分かる、心のこもった返事が送られてきたこと。
Toshlと私たちファンの間に強固な絆があると感じられた出来事だった。

◆今年のお気に入り
・サッポロの「梅酒カクテル白桃」
梅の酸味と白桃の甘みと香りが絶妙で、大好き。梅酒とピンクグレープフルーツのカクテルも出てるけど、やっぱり白桃が好き! 今はなぜか元職場近くのコンビニでしか売っていないのが難点。

・ユニクロのボア付きパーカー
今年買って、かなり重宝している。シンプルだけど、かわいい。暖かいのに、そんなにモコモコしない。カジュアルな格好で出かけたいときは、コートじゃなくてこれを着てる。さすがに1月、2月の寒さには対応できないかもしれないけど。

◆あらためて感謝した人たち
8月に退職して、9月以降は時間に余裕ができたので、それまであまり会えなかった友達とご飯に行ったり遊んだりした。
小学校時代からずっと変わらず仲良くしてくれている友達もいれば、大人になってから出会った友達もいる(主に元同僚)。関係性や付き合い方は友達によって少しずつ違うけれど、誰もかれも、とても大切な人たち。
子供の頃からの友達と話しているときは、本当に素の自分でいられるし、どんな下らない話も、うんと昔の話も、笑って楽しく盛り上がれる。お互い大人の部分をちゃんと持ちつつ、いつまでたっても一瞬で少女みたいな気持ちに帰れる。たぶん、おばあちゃんになっても、私たちは少女のままだろう。
大人になってからできた友達は、年上の人が多くて、学ぶことがたくさんある。彼女たちが言うことは、そのときはピンと来なくても、あとになって「こういうことだったのか!」と心に沁みることも多い。年下の私のことも尊重してくれて、対等に付き合ってくれる。本当に感謝。私は、無意識に年下の甘えが出てると思うけど。軽い話も真面目で深い話もできる間柄って、大切だ。
仕事を辞めることは、世間一般ではどちらかと言うとあまり良くないこととして捉えられると思うけれど、私が退職とその理由を伝えたとき、友達はみんな、非難したり呆れたりせずに私の決断を受け止めてくれた。私を信頼してくれているのだなと感じた。
自分が認められ、受け入れられる場所があることは、人生での大きな支えになる。そういう場所を作ってくれる友達のありがたみを改めて噛み締め、感謝した年だった。

◆あらためて尊敬した人
SUGIZOだ。
夏頃だったか、Eテレの「ハートネットTV」で障害を持つシリア難民の現状を取り上げていた。SUGIZOは前々からシリアとかヨルダンに行って難民や戦争の犠牲となっている人たちの支援をしているらしく、その番組にも出演していた。私は、番組のことを彼のツイッターかフェイスブックで知った。もしSUGIZOが関わっていなければ、番組を観ることはなかったかもしれない。彼をきっかけに、今まであまり目を向けて来なかったことに触れる機会を得た。他人の心を動かすきっかけ――それも、本業(SUGIZOの場合は音楽)以外の分野で――を作ることができる人は、偉大だ。危ないところにはなるべく行かないでほしい、というのが私の本音ではあるのだけれど。
12月の初め、ニコ生でSUGIZOのソロアルバム発売を記念した特番があった。そこで、XJAPANに対する想いも語ってくれて、並大抵じゃない覚悟が感じられた。XJAPANの中で、自分がどういう風に見られるかは全然問題じゃない。どういう風に見られたって構わない。XJAPANというバンドが続いていくことが大事」というようなことを言っていた。XJAPANのギタリストを務めていることで、今でも相当ディスられるらしい。それも全部引き受けて、全霊でステージに立ってくれること、本当に感謝と尊敬しかない(私は、XJAPANのギタリストとしてのSUGIZOを非難するXJAPANファンの気持ちが全く理解できない。彼のことが気に入らないなら、今のXJAPANのファンなんかとっととやめて、昔の映像だけ見てればいいのに!と思う)。
貴方は、正真正銘、XJAPANの大切なギタリストです。でも、常にLUNA SEAを優先して欲しいと思う。SLAVEではない運命共同体の一人として、そう願っています。

◆退職後の新しいこと
・小学校で福祉授業
前にも日記に書いた。社協の依頼で小学校に出向き、福祉教育の一環で車椅子ユーザーとして話をした。今後も同様の依頼を頂けるかもしれない。頼まれる限りは続けていきたい。

・パソコンボランティア養成研修
11月に参加した。パソコンボランティアとは、主に障害のある人に対して、パソコンの使い方を教えたり支援したりするもの。養成研修に参加しただけで、今はまだ実際のボランティア経験はないけれど、今後に繋がればいいなと思っている。

◆音楽の力
これも確かずっと前の日記に書いたけど、5月だったか6月だったか、ニコ生でYOSHIKIとGacktの対談があった。GacktがYOSHIKIを本当に大切に思っていて、深く理解してくれていることが伝わってきた。YOSHIKIを愛する者の一人として、嬉しくて胸が熱くなった。あまりに嬉しかったので、mixiのGacktコミュにその気持ちを書かせてもらった。そうしたらGacktファンの人たちからたくさん「イイネ」を頂き、個人的にメッセージをくれたかたもいた。愛するアーティストは違うけど、それぞれの愛するアーティストを介して気持ちが通じ合えたと感じた。
音楽じゃお腹は膨れないし、政治や経済の問題も解決できないけれど、音楽は人の心を繋げる。すごいなあ、音楽って。


今年の良かったこと、印象に残ったことで思いつくのは、ざっとこんな感じかな。
まだ書き残したこともある気がするけど、まぁいっか。
来年の大晦日も、良かったことをなるべくたくさん思い出せますように。2017年も、そんな一年を過ごすことができますように。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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