月に舞う桜
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2016年10月14日(金) |
Visual Japan Summit(XJAPANと無敵バンド以外のこと) |
幕張メッセで行われたVisual Japan Summitの初日に行った。 XJAPANのライブについてはまた日を改めるとして、それ以外のことを書き留めておきたい。
Visual Japan Summitは、「ヴィジュアル系」と呼ばれるバンドやアーティストが50組以上出演する大きなフェスだ(ちなみに、ヴィジュアル系とは何か?と聞かれたYOSHIKIは「表現の自由」と言っていた)。 私はXが好きなだけであって、特にヴィジュアル系に興味があるわけではないのだけれど、せっかくだからLUNA SEAとGLAYも観れたらいいなあと思っていた。 チケットの倍率がかなり高くなるんじゃないかと思って、念のため3日とも申し込んだら、3日とも当たってしまい、どの日に行くか悩んだ末、初日に行くことにした。 そもそも、幕張という、私にとっては少々遠くて行くのをためらう場所にもかかわらず参戦を決めたのは、このフェスがPATAの復帰ステージとなるからだ。 XJAPAN再始動(再々々々始動?)の瞬間に立ち会いたかった。だから、行くならやっぱり初日だ、と思った。 XとLUNA SEAとGLAYの3組すべてが出演するのも初日だけだし、ちょうどいい。
公演終了予定時間は夜10時となっていた。たとえ予定通り終わったとしても終電に間に合わない可能性があり、ましてやXが出るとなれば時間が遅れること必至なので、ホテルを取った。 幕張のホテルはどこも満室だったけれど、幸い、電車で東京方面に少し戻ったところにあるホテルのバリアフリールームが空いていた。 チェックイン時間に合わせてホテルに行き、部屋で腹ごしらえしてから幕張へ。 ホテルから幕張メッセまでの移動に結構時間がかかってしまい、席に落ち着いたときは5時を過ぎていてGLAYのライブが既に半分くらい終わっていた。
会場に入ったときは確か「グロリアス」をやっていて、車椅子席に案内してもらった直後に「彼女の”Modern…”」が始まった。心は一瞬で青春時代にタイムスリップして、早くもテンションがMAXに。 GLAYは高校時代によく聞いていた。あの頃を思い出した、というより、あの頃の気持ちそのものに戻った感覚で、キラキラはしゃいだ。 Xは愛しすぎてどっぷり渦に巻き込まれているので、感情が濃くなりすぎてしまう。でも、GLAYなら良い意味で軽い気持ちで純粋に楽しめる。 「彼女の”Modern…”」はGLAYの中でも好きな曲で、最後の「君はドレスに 裸足のままで」という歌詞を一緒に叫んだ。あのときの私はたぶん満面の笑みだった。 Xの出番を待たずして、「あー、来てよかった!」と思える。
LUNA SEAは最初から最後まで観ることができた。知らない曲もあったけれど、勢いで乗れる。 いまさらながらINORANがかなりのイケメンであることに気づき、目をハートにして見つめた。 LUNA SEAで一番好きな曲「ROSIER」が始まって、歓喜。フルパワーで歌い、フルパワーで拳を振り上げてしまい、危うくX登場前に力を使い果たすところだった。
LUNA SEAの次はサブステージでLADIES ROOMの番だった。 今回、メインステージひとつと、サブステージが二つあり、私はメインステージの下手側の車椅子席にいた。サブステージのライブもメインステージのスクリーンで観ることができた。 実はLADIES ROOMの曲はほとんど聴いたことがなかったけれど、想像していたより好みだった。特に、最後にやったバラード(セットリストを調べたら「Wonderful Tonight」という曲らしい)は心に沁みて聞き惚れた。 ボーカルの人が醸し出す雰囲気と少し掠れた声が良い(私はやはりボーカリストに惹かれるようだ)。 こうやって、今までは見向きもしなかったアーティストや曲に触れて魅力を知ることができるのも、フェスの良いところだ。 ちなみに、LADIES ROOMのジョージが実はとてもやさしい人だということは、前から知っている。 ニコ生のYOSHIKIチャンネルを観ていると、ジョージのX愛というかYOSHIKI愛が深くて揺るぎないことが伝わってくる。それに、口の悪いことを言っていても、先輩や同輩はもちろん、後輩に対しても気遣いがこまやかだ。 ジョージはいい人だよ、うん。でも、本人に向かって「いい人」とか「やさしい」とか言っちゃダメなんだよ!
このあと、XJAPANと無敵バンドで終了。これは別途詳しく書きたい。
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