月に舞う桜
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「セイフティーネットプロジェクト横浜」というものがある。 横浜市内の障害者団体や機関が集まって組織しているもの(事務局は横浜市社会福祉協議会障害者支援センター)で、公式サイトによると 「障害のある人や家族が、自分たちでできることから活動していくことを大切にしながら、地域の方たちへさまざまな障害についての理解を深めてもらい、障害のある人が地域で安心して暮らしていけるよう、活動しています。」 とのことだ。
その「セイフティーネットプロジェクト横浜」の中で、「−支えあう− 黄色と緑のバンダナ」という取り組みがある。 これは、災害時に、支援を必要としている人は「黄色のバンダナ」を、支援できる人は「緑のバンダナ」を身につけよう、というもの。 災害が起きると混乱が生じて、必要な支援や配慮が行き届きづらくなる。それに、支援や配慮を必要としていることが外見からでは分かりづらい人たちもいる。また、みんな余裕がない中で、誰に助けを求めて良いのか分からないこともあるだろう。誰かに手を貸したいけれど、誰に声をかければいいの?という人もいると思う。 だから、助けてほしい人と支援可能な人がお互いに目立つ色のものを身につけることで、必要としている人が必要な支援を受けられるようになるといい。
この取り組みについては区役所でもらえる「障害福祉のあんない」で知り、さっそく黄色いバンダナを買った。
外出用の電動車椅子にこんな感じで結んでみた。思ったほど目立たないので、本当にいざというときは腕に巻こうと思う。 黄色いバンダナはもう一つ買ってあって、家用の自走式車椅子の背中ポケットに入れてある。もし家にいるときに地震が起きたら、自走式車椅子で避難することになるかもしれないから、念のため。 もちろん、災害が起きないに越したことはないけれど、万一に備えておくことは大切だ。 それに、私が日ごろから車椅子に黄色いバンダナを結んで出歩けば、友人知人に「そのバンダナ、何?」と聞かれて、この取り組みを知ってもらう機会になるかもしれない。 横浜市内の話ではあるけれども、ぜひ多くの人に知ってもらって、取り組みが広まるといいなと願っている。
「−支えあう− 黄色と緑のバンダナ」 http://www.yokohamashakyo.jp/siencenter/safetynet/bandana.html
「セイフティーネットプロジェクト横浜」 http://www.yokohamashakyo.jp/siencenter/safetynet/safetynet.html
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