月に舞う桜

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2014年05月04日(日) じれったい

先月から、平日の朝刊に夏目漱石の「こころ」が連載されている。
「こころ」を初めて読んだのは、高校の現国の教科書でだ。
私はあの世界がすぐに気に入って、授業でほかのページを取り上げているときも、そんなことは構わずに「こころ」を繰り返し読んでいた。
教科書に載っていたのは抜粋だったので、そのあと文庫本を買った。確か今も家にあるはずなんだけれど、ちょっと探しただけでは見つからなかった。
高校時代への懐かしさもあって連載を読んでいるが、いかんせん1日では大して進まなくて物足りない。それで、1週間分をまとめて読んでいる。
それでも、じれったい。

「じれったい」で思い出すのは、玉置浩二だ。
「こころ」の切り抜きを読んで、じれったいなあと毎回思い、安全地帯の「じれったい〜♪」という曲が毎回頭の中を駆け巡る。
タイトル、何だっけな。
スキャンダラスな面はともかく、玉置浩二のあの声は魅力的でそそられる。甘くてセクシーで、大人の男の危ないにおいがして、澄んでいないところも良い。心臓と子宮に響く感じ。ちょっと薄暗いバーかなんかで、あの声で歌われたら、イチコロだ。

あ、調べたら、そのまんま「じれったい」ってタイトルだった。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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