月に舞う桜
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4月の振り返り。
◆4月 大雨の中、Toshlの新アルバム発売イベントに行った。会場は東京国立近代美術館のフレンチレストランで、三國清三のフレンチディナーを食べた後、Toshlが歌うというものだった。 久しぶりにToshlに会えるということで張り切って出かけたのだが、あいにくの大雨だし、レストランへ上がる手段が外階段しかないし(Toshlのスタッフとレストランの人が雨の中、車椅子を持ち上げてくれた)、時間が短いのでせっかくのフレンチディナーも慌ただしく片付けなきゃだし、Toshlは2曲しか歌わないし、全体的に残念な感じだった。天気予報では暴風も懸念されていたけれど、風はそれほどでもなかったのがせめてもの救い。 まあ、久しぶりに元気な顔が見られて安心したから、良かったかな。それに、サイン入りCDをもらえたし。 Toshlの話、細部は覚えていないんだけれど、バネ指になっちゃって手術したと言っていた。だから、痛くて握手はできないよ、って言い訳。あと、バイオリンを習い始めたそうで、SUGIZOのまねをして見せてくれた。ただし、弾くときのまねじゃなくて、弓をくるくる回すときのまね。 1曲目の出だしで「ピッチを外した」と言って、やり直していた。 同じテーブルにいたカップルが、まれにみる美男美女だった。
同僚とドラゴンボールの映画を観に行った。確かに楽しかったけれど、全員一致で、生ぬるい終わり方だねえ、という感想。フリーザと戦っていた時のような、切迫感はないなあ。 映画の後に行ったインド料理屋は、期待以上の味だった。インド料理って何となく敬遠していたけれど、行ってみて良かった。いろいろな人といろいろなところへ出掛けるのは、世界が広がって素晴らしい。
前の会社の同期が退職するということで、送別会に参加させてもらった。 メンバーは、すでに退職している人が私を含めて4人、今も会社に残って頑張っている人が6人だった。 その送別会の場で、この場所はもう私の居場所ではないのだということを強烈に感じた。久しぶりに会った仲間たちとのおしゃべりは楽しかったし、これからも個人的に付き合っていきたい人たちもいる。だから、疎外感のようなものは微塵も感じなかった。けれども、それでも、10人が集まった、個人と言うよりはむしろ、ある意味組織と言える「前の職場という集合体」は、もはや私の居場所ではなかった。 そこに寂しさや悲しさはなくて、ただの動かしがたい事実としてはっきり認識しただけで、もし他に何かあったとすれば、それは清々しさだ。 私は、この組織から追い出されて居場所を失ったわけではなく、自ら望んで、この場所を出て行ったのだ。自分の足で、自分の力で、出ていくことができたのだ。そう思ったら、清々しくて、嬉しかった。
自ら望んで出て行った場所だけれど、そこは大切な友人たちと出会えた場所でもある。 そんな、前の職場の友人たちと、ゴールデンウイークに銀座の資生堂パーラーへランチに行った。 さすが資生堂パーラー、ランチなのに確か6千円以上払っちゃったよ。カニクリームコロッケやら具だくさんのピラフやら、ピスタチオとラズベリーのケーキを食べた。美味しかったなあ。また行きたい。でも、お値段的にそうそう行ける所じゃない。 ランチの後は、1階の売店でクッキーやビーフシチューを買って、結構な散財だった。でも、たまには散財も楽しい。
5月以降の振り返りは、また後日。
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