月に舞う桜
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電車に乗るときは駅員さんに手伝ってもらうので、自宅最寄り駅の駅員さんは顔馴染みが多い。 今日、担当してくれたのは、見たことのない駅員さんだった。 うちの最寄り駅にはこれまでいなかったような若い人で、これまでいなかったような気配りのできる人だった。
乗った電車の車掌さんは、これまた若い男性で、アナウンスの仕方、声の出し方なんかが初々しかった。ちょっとぎこちなく感じる部分もあったけれど、ベテランにありがちな車掌独特の聞きづらい発声ではないので、好感が持てた。
二人のフレッシュマンよ、仕事は大変だし嫌になることもたくさんあるだろうけれど、めげずに頑張るのだ! あなたたちの若い力で、旧態然としたJ○に本当のサービス精神の風を吹かせてくれ!
と言うわけで、気分良く出かけ、向かった先は崎陽軒本店「嘉宮」。 同僚女性たちと、ちょっと贅沢なディナータイムを設けた。 コースじゃなくアラカルトでいろいろ頼み、そりゃあもうお腹いっぱい。
最初に出てきたのはスープで、数種類の野菜とカニやウニと言った魚介が豊富に入っていて、いろんな味が互いを邪魔することなく出ていた。 あとは、エビ蒸し餃子、小龍包、エビのてんぷら、カニ爪の揚げ物(ぎっしり身が詰まってる!)、酢豚、ホタテと野菜の炒め物、あんかけ焼きそば、チャーハン……あともう一品あったなあ。
料理そのものもおいしかったけれど、お好みで付ける塩やタレが格別だった。 天ぷら用の塩と甘酢タレ、炒め物用のカニ味噌タレ。
あれこれ食べながら、ここ最近ずっと腹立たしく思っていることを話して、ちょっとすっきりした。 何も解決しなくても、聴いてもらえて、分かってもらえただけで嬉しいし、安心する。
またいつか、ガールズトークの時間を作りたい。
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