疲れたら、少し離れてしばらく忘れていようかでも、決して忘れ去るわけじゃない少しのあいだ背を向けても、手を伸ばせば触れられる距離でいたい手も声も眼差しも、ふと振り向けば感じられるようにまた日が経てば、境目が分からないくらい近づきたくなる愛しくなって、近づいて苦しくなって、少し離れてときどき、距離をうまく取れなくなるけれどそれは仕方のないこと
© 2005 Sakurai Yuzuki