月に舞う桜

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2010年03月18日(木) 説教

上司に説教した。

うちの職場は、1ヶ月の中で忙しい(=お客様からのお問い合わせが多い)時期がだいたい決まっている。
うちのセンターの人間であれば、スケジュール表を見れば繁忙期は誰でも容易に予想できる。
今月は、ちょうど今日くらいからそろそろ忙しくなるかな、という感じ。

4月から受付システムや業務フローが大きく変わる予定で、来週からプレ体制に入る。
そのための勉強会を、なんと今日と明日で行うと言うのだ。
受付業務終了後ではなく、受付時間中にオペレーターを数人ずつ呼んで、複数回実施すると言う。その間はオペレーターが減るから、当然もっと忙しくなる。
体制が変わるから勉強会が必要であることはずっと前から分かっていることだし、今週後半から忙しくなるのもスケジュールを見れば明らか。
なのに、勉強会をなぜ、そんなに忙しくなかった週の前半にやらないの? と疑問だった。

で、今日。私は午後から呼ばれた。
終わって戻ると、手薄になったせいで受付状況が悲惨なものだった。お客様を何人も、何分も待たせている。
本来、私は午前だけオペレーターをやって午後は新人育成チームの仕事をしているのだけど、あまりに忙しいので電話に出てくれと言われた。

受付しながら、だんだんバカバカしくなってきた。
オペレーターがフル稼働していて、それでも忙しいなら仕方ない。だけど、今日のは明らかに上司の計画性の無さのせいだ。
きちんと計画を立てて取り組めば、閑散時に勉強会を開いて、繁忙期に備えることができたはず。
そんな見通しも立てられない上司のせいで、ぐったりしながら電話に出ないといけないなんて、ほんとバカみたい。

「呆れて物も言えない」を通り越して、呆れ過ぎて何か一言言ってやらないと気が済まなかった。
だから帰りに、勉強会で質問し忘れたことを訊くついでに言ってやった。

「それと、これはすごく簡単なことなんですけど、スケジュールを見れば今日あたりから忙しくなるのは誰でも分かりますよね。
月曜とかはまだ、そんなに忙しくなかったですよね。
それなのに、何でその頃に勉強会をやらなかったんですか。
もっと計画的にやって頂かないと、困るんです。オペレーターは大変なんですよ。○○さん(上司)に電話に出て頂きたいくらいですよ。
今日のこと(応答率の悪さ)は人災だと思って下さいね」

私のこの言葉を受け、ごちゃごちゃ言い訳をするオジサン。
他のセンターとすり合わせをしないといけなかったから、しょうがない……とか何とか。
この「しょうがない」って一言で、私、完全にキレまして。
だって、それなら、他センターとの話し合いをもっと早くすればよかったんじゃない? 体制変更の話って、もう随分前から出てるんですけど?
それに、勉強会の内容の半分は、他センターは関係ないと思うんですけど? そういう内容だけでも先にやっておけば、今日まとめて長々と説明しなくても済んだし、こんな状況にならなかったんですけど?

……ってことを全部言うのは面倒なので、
「でも、それってオペレーターには全然関係ないことですよね。それに、(お待たせしてしまった)お客様にはもっと関係ないですよね」
と言った。
しかし、結局オジサンは最後まで「しょうがない」を繰り返していた。

全然しょうがなくないんだよ、バカが!
計画性の無さは、今に始まったことじゃない。私が入社したときから、ずっと同じ。
なんで、改善しようとしないの? なんでこんなに学習能力も無いの?
なんでそんなに危機意識が低いの?
で、なんでこんな説教を私にさせるの? こいつの上の奴は、なんで誰も何も言わないの?
そんなんで応答率がどうのこうの言うのって、お門違いじゃない?

私らオペレーターは、管理能力の無いてめーらのケツを拭くためにいるわけじゃねーんだよ!!

でも、私がいくら言ったところで、聞き流されてるんだろうな。
あー、バカバカしい。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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