月に舞う桜
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今日は仕事納めだった。今年の仕事も無事に終わったわけだ。 お疲れ様でした、私。よく頑張ったぞ、私。 うん、いや本当に、今年は仕事頑張ったなあと思う。自分の中で退職の危機もあったけれど、そこも乗り越えたし。
今だから言えるけれど、実は夏に相当悩んで、9月で仕事を辞めるつもりだった。毎日仕事に行くのが嫌で嫌でたまらなくて、ストレス由来の頭痛も頻発していて、「あぁ、これはまた5年前みたいに自分が壊れるかもな」と思っていた。 で、辞めたあとはどうしようかと考えて、ネットで特例子会社の一覧を見て片っ端から会社を調べていった。だけど、自分の希望や条件に合うところがなかった。働きたいなと思っても、自宅から遠かったりバスを使わないと通勤できなかったり、求人を出していなかったり。逆に、通える範囲だけど正社員じゃなかったり職種が合わなかったり。 それで、しばらくは福祉住環境コーディネーターの勉強でもしながら少しのんびりして、ゆっくり次の仕事を探そうかとも考えた。 でもある日、嫌々ながら会社に行って、隣の席の人と他愛もない話をして笑い合ったときに思ったのだ。ここを辞めたら、こういう話相手もいなくなってしまうんだな、と。仲の良い同僚もいるし、上司はともかくSVのことは尊敬できるし信頼できるのだから、この環境をいま手放すべきではないんじゃないか、と。 仕事する上で、一番重要で一番厄介なのが人間関係だ。新しい仕事を探すとき、職場の設備状況や仕事内容はある程度分かっても、そこの人間関係までは分からない。仕事が見つかったとしても、新しい人間関係に飛び込んでいくだけの気力が、私にはない。だったら、いまの場所で頑張っていく方法を模索した方が良いのではないか。 そんな結論に達し、退職の意向を8月中に上司に伝えるつもりだったのを取りやめ、何とか頑張ってみた。 そのあと、秋から冬にかけては新人研修に携わったり、SVやマネージャークラスの人たちが参加するような研修に行かせてもらったりして、ずいぶん気分転換を図ることができた。 新人研修の仕事は初めてだったけれど、我ながらよくやったと思うのだ。自分の身になったし、次期への展望も頭の中に思い描いている。 どうやら、私はオペレーター以外の業務にもちょこちょこ関わっていた方が調子が良いらしい。12月に入ってただのオペレーターに戻ったら、またちょっと仕事が嫌になってきたんだもの。オペレーター業務が嫌いなのか……。 でもまぁ、来年もこんな感じで、たまに(しょっちゅう!?)仕事嫌々病に罹りながらも何とか頑張っていけたらと思う。
来年は、ぜひ蓮舫にうちの職場へ来てほしいものだ。そして、あの上司どもをばっさばっさと斬ってほしい。問答無用の、反論の隙を与えないあの口調で。「どうするんですか、はっきりして下さい!」と、私の代わりに一喝してほしい。 もう本当に、どいつもこいつも煮え切らない、責任を取りたがらない奴ばかりで困ったもんだ。
新しい施策を試みるとき、いまいちスタンスがはっきりしないので「○○ということでいいんですよね?」と念押ししても、「うーん、まぁ、そうだねぇ……」と明答を避ける上司その1。 こっちで勝手に決断していいなら、いくらでもやるさ。だけど、オペレーターというのは、お客様に対して全員が統一した対応をしなければならないわけさ。だから、責任者がきちんと判断して、ルールを明確にしてくれなければ困るんですよ。
新人研修のスケジュールを直前まで決めず、ひどいときは朝に新人がいる前で「今日はどうしようかね」と私に相談してくる上司その2。 これもね、私がどんどんスケジュールを組んで良いなら、いくらでもやるんですよ。でも、キャパが狭いくせに自分のテリトリーに踏み込まれることを嫌うんだな、こいつは。しかも、実は部下を信用していないので、こっちがいろいろ提案しても良いとも悪いとも明言せずにうやむやにする。「部下には任せてられないな」と思っているのがはっきり伝わってくるものの、他の仕事で手一杯になると研修に全く顔を出さず、こちら任せになる。だけど、肝心なことは全部自分の思い通りの筋道じゃなきゃ気が済まない。 最初はアシスタントを頼まれたのに、行き当たりばったり上司のせいで、気がつきゃ私が全部負っていた。それならそれで、初めから「メインでやってね」と言えよ、こら。
ある周知について、私たちオペレーターは全員がAと理解していたのに、突然Bという方向になって、しかも「元々Bのつもりで言ったんだけど」と平然と言ってのける上司その3。 え、誰一人としてBとは理解していないし、当初の言い方は絶対Aっていうニュアンスだったんですけど? って言うか、少々のクレームは覚悟で、それでもやらなきゃいけないから始めたことなのに、実際クレームが起きて自分のところに案件が回ってきて面倒だったから、急にBにしたんだよね? そんなこと、オペレーターは全員気付いているんですけど?
こんなオジサンばっかりです。 蓮舫さん、助けて下さい。
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