月に舞う桜
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9月29日付の日記から続いています。
さて、本題。 大相撲秋場所千秋楽におけるYOSHIKIと相撲協会のごたごたについて。
■9月29日付のデイリースポーツ(これが第一報ではなかろうかと思います) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000003-dal-ent
■この報道を受け、9月29日の夜にYOSHIKI側から出された正式なコメント(BARKS) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000747-bark-musi
30日になり、サンケイスポーツなどがYOSHIKI側の抗議について記事にしていますが、掲載されているコメントが抜粋のため、伝わり切れない部分もあるかと思います。上のBARKSは全文掲載なので、YOSHIKI側の伝えたいこと、気持ちがよく分かります。
今朝の日本テレビ「ラジかるっ」で、YOSHIKI側が相撲協会に抗議したとの記事が紹介されていました(ちなみに、私はたまたま風邪のためお休みをもらっていて、番組を観ていました)。 「ラジかるっ」の紹介の仕方は、「白鵬の優勝記念撮影でYOSHIKIがブーツを履いたまま畳に上がった。それを相撲協会の世話人が『土足で上がるな』と叱責した。それに対し、YOSHIKIが『僕はもともと呉服屋の長男です。平気で畳の上を靴で歩いたりはしません』と抗議した」という感じでした。 これだと、わざとブーツのまま畳に上がったのかどうかが論点のように受け取れるし、「土足で畳に上がれば、怒られるのは当然よね」という流れになりかねません。
でも、BARKSに載ったYOSHIKI mobileのコメントを読むと、土足云々の前に、そこに至る経緯があったわけで、関係者や記者で混雑する中、YOSHIKIは上述の世話人に「急いで」「歩くな、走れ」などと言われているわけです。 人でごった返して通るに通れない通路を急かされて、足元が畳なのかどうかも分からなかった、分かったときには自分で靴を脱いだとのことです。
そもそも、客に対して「危ないので走らないで下さい」と言うことはあっても、「急いで。歩かないで走って下さい」と言うなんて、どうかと思うのですが。それも、優勝した横綱の客人に対して。 警護等の面で問題があるなら、相撲協会あるいは横綱が所属している部屋が、記念撮影へのYOSHIKIの参加を始めからきちんと断り、白鵬にも納得させるべきだったと思います。そうはせずに許可した以上、きちんとした態度で迎えて然るべきです。 客側に非礼があったなら注意するのは当然のことですが、それは迎える側に礼節があった上でのことでしょう。
正直、相撲には興味がないし力士に思い入れもないのですが、白鵬もかわいそうだと思います。 もし私が白鵬の立場だったら……自分が直接の原因ではないにしても、自分の優勝を一緒に祝ってほしくて呼んだ友人に不快な思いをさせてしまったら、とてもやり切れません。 それから、今回の問題が、一連の相撲協会の騒動の一部として扱われることにも納得が行きません。今日だってずっと、大麻問題で解雇されたロシア人力士の「八百長を強要されたよ発言」とセットで報道されているんだもの。確かに、相撲協会の体質という一つの大きな問題があるだろうけれど、その一例みたいな雰囲気で取り上げないのでほしいのです。 YOSHIKIはYOSHIKIです。YOSHIKIが不快な思いをしたことは、それだけで一つの完結した出来事です。相撲協会を槍玉にあげるときの恰好の道具にはしないで頂きたいものです。
以下は私の個人的な思いなので、YOSHIKIのコメントなどとリンクさせないでほしいのですが。 人の壁ができていて行きたい方へ行けず、どっちに進めばいいかも分からない。なのに「走れ」と急かされる。そんな状況で、たとえ目の前に畳があると分かっていたとしても、動きを止めて靴を脱ぐのは危険を伴うのでは? 畳の上で靴を脱ぐのは常識だし大事な礼儀だ。でも、礼儀よりも身の安全のほうがもっと大事でしょう。 靴を履いたまま堂々と畳に上がったって、それで文句言われたら「急げって言うから急いでやったけど?」って逆ギレしてもよかったよ。きっと世間からは非難轟々だろうけど、少なくとも私はそれで見損なったりはしない。 YOSHIKIには呆れることもたくさんあるけど、今回のことでは私は完全に味方です。 体が無事で、本当に良かった。これでもしYOSHIKIの体に何かあったら、いったいどうしてくれるんだろう。 昨日から、悔しくて悔しくてたまらない。風邪で頭と心が弱っているせいもあるんだろうけど、悔し涙が出て仕方ないんですが。 って言うか、お願いだから、あんまり人ごみに出て行かないでよ。怪我したらどうするのよ。
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