月に舞う桜
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ときどき、観たい映画と読みたい本のリストを作ってみる。書き出してみると、結構な量になる。 観たあとに「良かったなぁ」と思える映画に出会うのは、なかなか難しい。小説の方が、好みの線に当たる確率は高い。やはり、私には小説の方が合っているらしい。
ここ半年の間に観た映画の中では、西田敏行主演の『椿山課長の七日間』が一番良かった。あったかくて、登場人物それぞれに合った形のハッピーエンドが用意されていて。ちょっと哀しいけれど、それを優しく包むように、随所に笑いが散りばめられていて。人の死とハッピーエンドは、共存できるものなのだ。この映画の、和久井映見のユーモアある表情を見て、私は彼女のことが好きになった。 昨日観た『アビエイター』も、期待していた以上に面白かった。ディカプリオは、いい男になったし、いい役者になったなぁ。
今日は、小説で泣いた。 電車の中で読み始めた本だったけど、続きを家で読むことにして良かった。 初めて読む作家の本が自分に合うと、それはそれは嬉しい。
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