月に舞う桜
前日|目次|翌日
どこまでなら許されるのか、許されているのか、私はいくつになっても分からないまま。 いいかげん、いじけたような子供じみた考えは捨てるべきなんでしょう。
もう、繰り返したく、ない。 かなしい涙も、さみしい涙も、しかたのないこと。 でも、絶望の涙は、流したくない。
こんな私を本当に愛してくれますか、と問うのは、私を愛してくれる人に対する最大の無礼なのでしょう。
私の狂気を知っても、それでもなお、愛してくれますか。 それともやはり、狂気は眠らせたまま、笑っているべきですか。
|