月に舞う桜

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2007年04月07日(土) 3日間

木曜日。
朝も帰りも風が冷たくて、背中を丸めながら「4月なのに何なの、この寒さは!」と思ってしまう。昼間は暖かいのかもしれないけれど、外に出ないから分からないのだ。
先月までスカートの日はブーツを履いていたので足元がわりと暖かかったのだけれど、4月にもなってさすがにブーツはないだろうということでストッキング+ローファーぽい靴にしたら、見事に足が寒い寒い。
そんな中、仕事帰りに選挙の期日前投票に行ってきた。
選挙のたび、投票を終えたあとで「やっぱり、事前にもう少しきちんと調べて、じっくり検討してから投票しないとなぁ」と反省する。
今回、私が入れた候補者を私とあまり意見の合わない人たちが応援していると、投票から帰って読んだ新聞で知り、ちょっとショックだった。
まぁ、きちんと下調べしないと、と言っても、駅前でやっている演説に耳を傾ける気はさらさらないのだけれど。
それが問題か?

金曜日。
仕事のあと、かねてよりお招き頂いていた同僚の家に、別の同僚2人と遊びに行った。他人の家というのはなかなか面白い。失礼と思いながらも、ついきょろきょろ見回してしまう。
ワインや缶チューハイを飲み、お寿司やおつまみを食べながら、4人でまったり話した。
4人とも、それぞれに障害を持っている。障害の内容や程度の差はあるけれど、障害を持つもの同士だと自分の体のことも比較的話しやすい。女同士には女同士の、同年代には同年代の話しやすさがあるように。もちろん、一方で「立場が同じだからこそ話しづらいこと」というのもあるのだとは思うけれど。
人の信念というものは、その人がこれまで積み重ねてきた歴史や環境や物語によって形作られている。だから、他人から見れば「?」と感じることであっても、軽々しく扱ってはいけないのだと思う。信念は、その人の人生の重みそのものだから。
他人とまったり話していると、そんなことを再認識する。この人がいま話していることは、この人が私と出会うずっと前から蓄積してきた事柄の結果なんだな、と。
それが、「他人には届かない」ということで、「他人は私の理解の範疇を超えている」ということなのだ。

今日。
週末は相変わらずインドアな生活をしている。
いい天気だし、買い物にでも繰り出せばいいのにと思うのだけど、休みの日は九時半まで寝るという悪い癖がついてしまっていて、それはどうやらやはり寝過ぎらしく、起きたときからかえって体がだるくて出掛けるのが億劫になるのだ。それに、朝寝坊すると、そのあとの朝食から始まる全ての生活のリズムが崩れ、出掛けるタイミングを逸してしまう。何しろ、食事にも出掛ける準備にも時間がかかる人なので。
アクティブな週末にするためには、まず起床時間から改めねばのぅ。
そう言えば、最近は本屋にも全然行ってない。
『王様のブランチ』で映画『包帯クラブ』を紹介していたことだし、今度原作を探しがてら本屋へ行こうかしら。いつもアマゾンで済ませてしまっているけれど、たまには広い本屋をぶらぶらして、本を実際に手に取ってから買うということをしないと。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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