月に舞う桜
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2007年03月25日(日) |
気遣ってもらえることの |
フィギュアとシンクロを観るのに忙しい一週間だった。 それにしても、最近はどうしてスポーツの世界大会の番組にタレントがメインで出るんだろう。しかも、やたらとジャニーズ。別にジャニーズは好きでも嫌いでもないけれど(岡田くんは好き)、芸能人は音楽番組やバラエティやドラマに出ていればいいのであって、スポーツ番組には要らないと思うのだ。こっちは試合を観たくて観てるんだから。 フィギュアのメインが国分太一なのはまだいいとしても、TOKIOの彼以外のメンバーが日替わりでゲスト出演するのには辟易した。何度も言うけど、別に好きとか嫌いとかじゃなくて。 で、そのゲスト出演しているTOKIOのメンバーやシンクロの稲垣吾郎のコメントはこっ恥ずかしくて聞いてられないので、彼らが出るとチャンネルを変え、でも試合は見逃したくないので頃合を見計らってチャンネルを戻す……ということをしていたら、気が抜けなくて疲れた。試合に出てもいない私が、何で疲れにゃならんのだ。 あとは、とにかく松岡修造がうっとうしい。でも、怖いもの見たさに似た気分で、ついじっと見入ってしまう。彼のスーツの色なんかをしっかりチェックしている自分が情けない。
そんな感じで、フィギュアとシンクロで忙しかったのだが、今週の我が家のニュースと言えば父がインフルエンザに罹ったことだ。 火曜日の朝、母が「お父さん、インフルエンザみたいよ」と言った。私が家を出るまでの間、父は起きてこなかった。 職場で「お父さんがインフルエンザみたいで」と話すと、同僚は「移らないといいね」と心配してくれた。 水曜日は祝日。 木曜日、私が洗面所で歯を磨いていると、父が起きてきて「新聞を取りに行く」と言った。父は何かと話題のタミフルを病院から処方されて飲んでいたので、私はちょっとどきどきした。ま、うちは1階だし道路にも面していないので、そんなに心配する必要はないけれど。結局、父は特に変わった様子もなく新聞を持って戻ってきた。 その日、私はたまたま家を出るのがちょっと遅くなってしまった。会社に着くと同僚2人が「よかった、桜井さん来た」とほっとしている様子だった。私がいつもの時間に来ないので、父のインフルエンザが移ったのではないかと心配してくれていたのだ。 そのとき、気遣ってもらえることの有難みというものを、私はひしひしと感じた。 私がいつも大体8時何分くらいに会社に着くかということと、私の父がインフルエンザに罹っていることを覚えていてくれ、なかなか来ない私を心配してくれる。本当に、何と嬉しいことだろうか。 人のさり気ない気持ちって温かいなあ、と思ったのだった。
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