My Prime Day's
さとりん



 不倫の事情 〜異変 編〜


友達とゲーセンなんぞに行ってみた。

さっそく怪しげなヤツを見つける。





「ねぇ、白い手袋してゲームしてるヒトがいるよ?」

>何かのコスプレの一部らしぃ。



「ねぇ、なんであのヒト、いちいち靴脱いでゲームやってんの?」

>なんでだろ?



「あのヒト!飛び跳ねて歌いながらゲームやってる!」

>先日、飛び跳ねすぎて天井から下げている看板に激突していた。

近づかないほうがイィ・・・・。







本人は気付かないまま、奇特の領域に入ってしまったゲーマーたち。

ゲーセンは奥が深い。


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マサからワケのわからなぃことを言われたその日。


会社から帰ろうと駐車場に行くと

車の影からマサが出てきた。





「なに?」


「何じゃねーだろ」


「アタシたち、もぉ終わったんじゃなぃの?」


「終わってねーよ!勝手に終わらすな」


「アタシさ、知ってんだよ。全部・・・・」


「え・・・?何を?」





いきなり、しどろもどろになる彼。

きっといくつかのやましいコトがあるからなのだろう。





「あのさ、前にマサが荷物をまとめて出て行こうとしたら

 嫁に止められたって言ってたじゃん?」



「あぁ・・・」


「あれ嘘だったんでしょ?
 
 ホントは、奥さんがマサにすぐ出てってもらぅつもりで

 荷物をまとめてたんでしょ?」



「・・・・・」


「ちょうどマサが荷物を部屋に戻してるとき

 奥さんから電話があったんだよ」



「・・・・・・」


「アタシと一緒になりたぃって言ったのも、

 奥さんと別れたいって言ったのも嘘。

 そんな嘘つきヤローと付き合ってけなぃ」






言いたいことをちゃんと言えてスッキリしたアタシは

車に乗り込もうとした。






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バランスを崩して

アタシは思わずその場に倒れこんだ。









2005年11月29日(火)
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