My Prime Day's
さとりん



 霊感占い師と人工○霊。

Livraryに「うさぎの行きあたりばったり人生 【中村 うさぎ】」更新。
面白いんだけど、微妙・・・・。オススメはしなぃ本。

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今日は11月4日。

なんの意味もなぃ、なんの変哲も無い日。


そんな無意味な2年前の今日、Primeが誕生したワケです。



当時からココを知ってる人は、

トップのデザインのあまりの変わりようにビックラされてることでしょう。


ホントごろごろかわったからね。

とりあえず今はこのトップで数ヶ月落ち着いてますが

いつまた発作のように変えるかわかりません。



そんなワケで2周年ですよ。

こんなしょーもなぃ、人様の悪口ばかり書いてるような

サイトが2年も続くなんて驚きです。


もぉどこから見ても立派なオタク街道まっしぐらな人生だと自負してます。


最初は「小説」のサイト。

そして「映画・小説」のサイトに変更。


だけど日記を書く面白さをおぼえ、

今じゃテキストサイトになってるわけです。


来年の3周年を迎える頃に、

このサイトはどうかわってるのか、誰にもわかりませんが、

まぁ、いろんな意味で暖かく見守ってやってくださぃ。

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以前広島に住んでいた頃、

アタシはとある出版社で働いていた。


そこには毎日たくさんの新聞が届き、

アタシをのぞく全ての人たちは

何紙もある新聞を読んでいた。


とうぜん新聞の中にはチラシもあるわけで

何紙も新聞があればチラシもその数だけある。


ボケェ〜とマックの前で翌日締め切りのイラストを仕上げているとき

A君という男の子が、あるチラシを持ってきた。

それは



「霊感占い師募集」



という、リクルートのチラシだった。





おぃおぃ、霊感占い師って一般募集しちゃっていぃの?

元々胡散臭いと思っていた占い師業界が

一気に怪しく思えてくる。






ここでも以前に取り上げたけど

「幸運を呼ぶペンダント」などのオカルトグッズを

アタシは中学生の時に親に内緒で購入した。



あれから数年が経ち、

アタシも、あーゆーものは

ほとんどインチキであろうと決め付けているクチなのだが、

それでもそのテの広告を読むのが大好きだ。



特に購入者の体験談がインチキ臭くて素晴らしい!


「買って数日後、信じられない幸運が!」


なんて見出しに興味をそそられて読んでみると

たかがパチンコで3万円勝ったとか、

妙にささやかな幸運だったりして思わずブッと噴出してしまぅ。



まぁ、ギャンブルはまだイィとしても、なかには

「友達ができた!」なんて情けなぃ喜びの声なんかもあり

「テメェはペンダントしなきゃ友達も作れんのかっ!」と

ついつい雑誌にツッコミを入れてしまぅのであーる。






で、そのテの広告の愛読者であるアタシが

「霊感占い師募集」の広告に飛びつかないワケがなぃ。


広告を読んでいくと、どうやら

未経験者でも問題ナシのようなのだ。


しかも「詳細は電話にて」と書いてある。



そんなワケで、わが社を代表として

ちょっくら電話をしたのは言うまでもなぃ。





「もしもし、あの求人の広告見たんですけど」


「あ、はぃ。占い師募集の方ですか」


「(なんて言えばいいんだろう・・・)えっとですね、

 ちょっと詳しく聞きたいなーって思って」



「はぃ、なんでしょう」


「あの・・・・アタシ霊感とかナィんですけど大丈夫ですか?」


「あ、大丈夫ですよ〜。」





なんということでしょう。(←TVのパクリ)

霊感占い師なのに、霊感が無くても大丈夫のようです。

さすが「未経験者OK」と書いてるだけのことはあります。



が。



コイツはとんでもなぃコトを言いやがった。




「わが社に入っていただきましたら、

 占いに必要なグッズを購入していただきます。

 水晶玉は、いろいろ大きさがありまして

 一番大きいサイズですと20万になります」








( ;゚;ж;゚;)゙;`;:゙;;

に、にじゅうまんだとーーーーーーー!!!!!

どんだけこの職種が儲かるのかと思えば



「基本給は8万円です。

 そこからは個々の売り上げによってかわってきますので」






おまっ、、、8万の月収で20万の水晶玉なんて買った日には

いきなり路頭に迷うじゃなぃか。

それこそ占い師にでもすがりつきたくなるってもんだ。





ちなみに社名は



「シーク○ット・○ービス」 



思わずCIAの文字が頭をよぎったのはアタシだけじゃなぃはず。

しかも驚いたことにそこは

プロの魔術師たちの秘密結社だと言うのだ。




秘密結社・・・・・なんと、怪しいその響きっ!

そんなの実在するの?この世に?ホントに?

そんな中に素人なんて入れちゃっていぃの?




その会社は占い師募集だけじゃなく

いろいろなオカルトグッズの販売も行っている。


その中でもアタシのハートをズギュンと射抜いたのは



「人口○霊」 (8900円)



コレが何者かというと

牛乳瓶三分の一くらぃのサイズのガラス瓶に入った、

目に見えない○霊なのであーる。

目に見えないから当然、見てくれはただの空っぽの瓶だ。


「空っぽの瓶が8900円だとー!」


などと不信心なヤツらは言うだろうけど

そういう「裸の王様」に出てくるクソガキのような

発言は無視して、とりあえず続けて説明しよう。




『あなたの命令に従う霊的ロボットで

 他者の遠隔操作に対応。

 目的の相手に強烈な作用を及ぼします』





どうだ、すごぃだろ?

こんなものが平気で売られてるんだから

日本も終わったもんだ。

アタシたち日本人は、いったぃドコに向かってるんだろうな。





とりあえず

せっかく「シークレット・サービス」に電話をかけたのだから

この商品についても是非聞いておきたぃところである。




「あの、、、後ですね、おたくで販売してる

 人工○霊について、質問なんですけど・・・・」



「はぃ」


「あれって、個人じゃなく、組織みたぃなものにも通用するんですか?」


「組織・・・・?」


「えーと、たとえばですね、アタシが何かの組織を自分の思い通りに

 操りたいと、そう思ってるとしますよね。

 ってか、実際にそう思ってるんですけど・・・あの、

 たとえばですけど、国の機関であるとか・・・」






うひゃっ、怪しいっ!

我ながら、とんでもなぃ怪しさであるよ。

まわりで聞いていた会社の人たちが不振な目で見だしている。




うぅっ・・・視線が痛い。




案の定、電話の向こうの男は

「なんか、この女、怪しすぎ・・・」

と思った様子だ。

心なしか警戒した口調で



「そうですねぇ。この人工○霊は、

 もちろん複数の相手にも作用を及ぼしますが・・・・

 ただ、その命令の内容がですね、あまりにも非常識なものであってわ・・・」




今度はアタシが首をかしげる番だ。

もともと瓶に入った人口○霊なんてぇ非常識な商品を

売る人間から「非常識は困ります」などという

発言を得るとは思わなかった。


あんたらの常識って、いったぃ何ですか?

人工○霊が常識の範囲なら、

国家転覆も世界制服も、もぉ何だってアリって感じですけど。




とにかく何が言いたいかと言うとだね

街中にいる占い師なんて

もしかしたら、この霊感もなーんにもなぃ

さとりんが、なんだか意味ありげにソレらしく

あーだこーだと言ってるようなヤツかもしれなぃんだよ。


信じるも信じないも自分次第。


ちなみにアタシは

良いコト信じて、悪いコト信じなぃシアワセ上手。











2005年11月05日(土)
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