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■ お見合いパーティに行く〜パーティ編〜
久々に「I'm LOVIN' IT」更新。 なめらかプリンなのに固いプリンのが好き。
Libraryに「ゲームの名は誘拐」更新。 素直におもろぃ。 -----------------------------------------
薄暗く広い部屋に今夜のメンバーが集まった。 両方あわせて30人はいるだろうか。若干男の人数が多いようにも見える。
目がなれてきたのか、今まで気付かなかったコトがちらほらと見え出します。 いやね、フツーだフツーだと思っていた男ども。とんでもなぃわ。 ちょっとこれからエロビでも返してくるわ、、というようなくたびれた服装の人や、ジーンズの中にシャツを全部入れてるような人。いやね、オシャレな感じで入れてるなら問題ナッシングなんですけど、明らかに違う。お腹が冷えるからとかそんなしょうもなぃ理由でシャツを入れてそうな人なんですわ。 他にもNHKの集金おじさんのようにセカンドバッグを持ってる人や、スゥエット着てる人だっています。まぁ、アタシもジャージなんでそのへんはとやかく言えませんが。 もー帰りたい帰りたい。どー思われてもいぃから帰りたい。
そんなことを悶々と思ってると
「すぃませ〜ん。アタシたち、ちょっと失礼させていただきます〜」
と、他の女4人ほどのグループが退室しようとした。すぐさまスタッフが飛んでいきます。扉のほうで数分にわたり説得してるようですが、女の子たちは帰ってしまぃました。明らかに狼狽を隠せないスタッフたち。
な、なに?そんなことできるの?そんな裏技できちゃうの? HとRに「ねぇ、アタシらも帰ろうよぉ」 そう言った瞬間
「さて、若干人数に変更が出てしまぃましたが、彼女たちはちょっと用事があったようです。気を取り直して男性のみなさまは、こちらに座ってくださぃ!」
と、馴れた様子で司会者の男の人が喋りだした。明らかに用事とかじゃなぃだろ。このメンバーを見て怖くなって逃げ出したんだろ。 あぁ、もー帰れない。涙
司会者が脇におぃてある小さいラジカセを押すと、そこからは今流行りの邦楽が大音量で流れ出してきた。 ラジカセって。。。汗
「これからみなさんに紙を1枚配りますので、第一印象が良かったと思う相手3名の番号を書いてくださぃ。紙はスタッフが回収にいきます。ちなみに、空白ですと書いてもらぅまで回収しませんからね〜」
などと、むちゃくちゃなことを言いやがる。はっきり言おう。ここには第一印象でどうこうなるような人はいなぃ。 それどころか、壁伝いに座っているのだが、その距離20メートルくらぃあるんですが。ただでさえ薄暗いこの部屋で20メートル先の人物の顔が見れるワケがなぃ。 仕方がなぃので、どれにしようかな方式でテキトーに3名チョイス。 すると今度は
「これからお互いを知っていただくために、簡単な自己紹介をしてもらぃます。」
そう言うと、スタッフが数人出てき、椅子を並べ始めた。 1列の椅子と、もう1列の椅子がちょうど向き合う形だ。
「女性の方はこちら側にお座りくださぃ。そして、男性の方はこちらに座っていただぃて、2分おきにスライドしてもらぃます。1人の女性に対して2分しか時間がありませんので、あらかじめ何を質問するか考えておぃてくださぃねー」
そういうと、コミカルな音楽が流れ出し、男性が面白いように目の前を2分おきに通過していく。 あらかじめ用紙みたぃなのをもらぃ、相手の印象を数字で書く欄がある。 つまり2分話し、彼氏としてみてもいぃかな〜と思えば5、コイツ最悪と思えば1というふうにつけていく。 いわば成績表みたぃなもんですな。 だぃたぃみんな似たりよったりの質問で、同じ言葉をアタシは繰り返してるだけだった。はっきり言ってロボットのようだ。 そして2分話しただけで「コイツ彼氏としていぃかも♪」なんて思うヤツはいなぃ。
ココで、こういう場所にくる人の傾向を考えてみよう。
・お金を払ってまで紹介してもらぅということでモテなぃ。 ・仕事などで忙しくて出会いがなぃ。 ・たんなる冷やかし。
だぃたぃこんなところではなぃだろうか。 失礼ながら、この場でコイツモテそう・・・とか思うヤツはいなぃワケです。やはりどこかクセがあるというか、難アリというか、一筋縄ではいかなぃようなヤツらばかりです。
こうやって1人2分の自己紹介をしていくと、見た目はそこまで変じゃなぃのに、相手の目を見て話せない人だったり、どこか体が斜めに傾いてるような人だったり、人と話してるのにキョロキョロと落ち着かないヤツだったり、やはり異質です。
自己紹介も終わり、一息ついてると
「さぁ、コレでお互いのコトもよくわかったことだと思います。それではこれからもっと仲良くなってもらぅために簡単なゲームを始めましょう!」
と、突っ込みどころ満載のコトをサラリと言ってくれちゃぃます。パーティもパーティなら、この司会者も異質だ。 しかも、ゲームだと?このどんよりした雰囲気の中でやろうものなら、間違いなく失敗する。間違いなぃ。
だけどそんな思いとは裏腹に、どんどんと進んでいく。
ゲームの内容は残念ながら忘れてしまぃましたが、かなりシュールだったと思います。 司会者だけが妙なハイテンションで「あたり〜」だとか「らっき〜〜」だとか叫んでた。 そして、その言葉によりズラズラと移動する人間たち。 誰1人として打ち解けていなぃので、会話する声はゼロ。 お前ら、ホントに彼氏彼女欲しいのか!?と本気で問いただしたくなる。 ただシュールすぎて、泣きそうだったことだけは鮮明に覚えています。
そして、いよいよ最後のフリータイム。 30分ほどの時間でとにかくフリー。気になるあの子に話しかけてもいぃし、アタシのようにお菓子をむさぼり食ってもいぃし、とにかくフリーなんです。
アタシはというと、HとRと3人で部屋の隅で雪の宿をひたすら食ってた。 ボリボリと雪の宿を食いながら、ふとまわりを見渡すと、あの黒髪女は必死になって声かけてた。 その様子をただただ見守るさとりん。もー突っ込む気力すらおきない。 薄暗い部屋に、この特殊なメンバーと2時間いると、だんだん体調が悪くなってきた。頭とか痛いし。 なんだ、集団催眠か?とにかく不健康、不健全極まりない。 するといきなり司会者の人がやってきて1枚の名刺をくれたのだ。
「ねぇ、君たちバイトする気なぃ?」
「バイト?」
「サクラなんだけどね、毎週土曜に2時間だけ出てもらぃたぃんだよ。ちなみに2時間で3000円なんだけど、どーかなぁ?」
毎週こんなんやってたら病気になっちゃうよ!
「考えさせてくださぃ。もし、やる気が出たら電話しますから」
そう言って、アタシらはまた雪の宿を食べた。そして名刺を捨てた。
そんなこんなで30分のフリータイムは過ぎ、ただの1度もアタシらのもとに男の1人もこなかったのが気になるけど、まぁイィです。気にしません。
そんなワケで、お次はいよいよ最終話。 悪魔の「結果発表編」です。
2005年07月30日(土)
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