かぜのたより

 

 

No one best way - 2006年06月03日(土)

電車が止まった。
踏切事故があったらしい。



復旧には1時間かかるらしい。

今は狭山市駅で、終点の本川越駅まであと三駅。

池袋線の方だけど振替バスが用意される。
これは結局さっきまでいた所沢に逆戻りすることになる。

タクシーだったら川越市駅まで二千円くらいだろう。


さて、どうすべきか?
最善の手を考える。
最善の手はもちろん、できるだけ早く安くだ。


歩くと七、八キロくらいだろうか。
一時間半はかかるだろう。

バスで所沢に戻って武蔵野線から行く手もある。
このコースの所要時間は未知数だ。

待つか。
気がつけば車両には自分しかいない。



結局予定通り1時間で復旧し、俺は待った。
結果どれもたいして変わらないという感じだ。




最善の手なんてわからないしどーでもいい。
考えること自体が窮屈だ。
うっかり間違えた選択肢が実は正解に変化したりする。
現実は不安定で流動的で、そして些細だ。
そんな現実を振り返り後悔はしない。


思った通りにしたことが自分の存在を規定していく。
意志が存在を規定する。
それには最善の手はない。


こんなん考えてたらホントに頭痛くなってきた。

そして今無事に帰れた。
明日に備えてすぐ寝よう。


...




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