今朝、wさんを駅の構内から見ていると、若い奴が、近づいて話しかけた。親しげに話しかけていた。あの日とは誰にでもそういう風にするのか。ちょっと辛くなった。 仕事は回ってくるようになった。会社ももう投げやりだな。派遣のやる仕事を正社員の私にさせるなんて。でも仕方がない。脳にダメージを受けていて、普通の仕事ができない。仕事があるだけでも満足だ。誰も見ているわけではない。黙ってやっていれば、何とかなる。 あの女が辞めるのは、自分のせいもあると思う。明るい女としては、私のような暗い奴は我慢できないのだ。気の毒なことをした。でも私もぎりぎりで、どうにも仕方がないのだ。嫌っていたわけではない。まあ、気にしないようにしよう。仕事頑張ろう。今まで、何もできなかったから、少しでもお返ししよう。きっと見てくれる人がいるだろう。成り行きだから仕方がない。 きちがいは私が自分のことを好きだと思っているらしい。完全に頭がおかしい。あいつこそ治療が必要だ。 きちがいは気が狂ったみたいにこちらの様子を窺っている。絶対に、接触してはならない。何でまともな人間として、話なんかしてしまったのだろう。今の姿なんか見ても全くおかしい。おかしい奴と話す自信はない。
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