きなこ日記
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書店では「八重の桜」の特集コーナーが花盛り! 氷上が住んでいるところは、会津とは真逆の気候・風土、もちろんかつての藩も違います。福島県とひとくくりにされるとちょっと困ります。まあ、3.11後にくくられて困っているのは会津の方だよねー。
そんな中、BL小説はもちろん、爆笑のエッセイでの鬼才・菅野彰さんが八重を書いた! 菅野彰さんは会津地方の出身で、現在もお住まいの様子。どんな風に八重を、幕末の会津を描くのだろうかと興味を持って読み始めました。 実は、あんまりつらくって半分しか読んでません…。 八重の前半生のクライマックス・戊辰戦争、鶴ヶ城の攻防戦、白虎隊の自刃などなど、奇をてらわず、素直に描かれているというのが印象です。以前、別の作家さんが書かれた八重の小説では、最初の夫・川崎尚之助との仲はさほど良いものではなかったように書かれていましたが、こちらでは、ごくごく仲むつまじい夫婦仲に書かれていました。そのむつまじさが、その後の展開をなお痛ましさに満ちたものに変えていくのですが。 大昔、年末年始の大型時代劇が大流行の頃に、「白虎隊」を見た人間なら、素直に泣けるのではないかと思います。今も思い出すと泣けます…。
会津側から書かれた会津戦争作品を読むと、なぜ、ここまで会津は攻められなければならなかったのか、松平容保公が恭順の姿勢を示しているというのに、薩長側はなぜ、と思わずにはいられません。その後の会津藩に対する仕置きについても、首をかしげます。 誰のどんな本を読んだら、薩長側の言い分がわかるのかしら。ふむ。
それから、会津戦争の頃、氷上が住んでいる藩は、どっち側だったのか、どんな対応をしていたのか、考えてみたら全然知らない!ので、図書館で調べてみようと思いました。
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