こんな一日でした。
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ワッツ・アート・ギャラリー(仙台)での個展も、残すところあと3日となった。毎日、会場で自分の絵を対峙していると、様々なことを考える。否定的な考えや、楽天的な展望まで。 会期の折り返し地点を過ぎて、今、自分の心に浮かぶのは、次に描く絵の構想である。今回の作品への反省や問題点でもなく、評価に対する不安でもなく、将来に対する期待や心配でもない。具体的に、寸法を考えたり、構図を考えたり、手順をイメージしたりしている。
それは、きっと、とても良いことだ、と思う。自分はどんどん、変わり続けて、これから、もっともっと描くんだ。あんな風に、こんな風に、と考えが浮かんでくる。
疲れ果てて、空っぽになる展覧会というものを繰り返してきたけど、前回くらいから、何となく、会期の終わり頃に「次の絵」が浮かぶようになってきた気がする。 今回の作品の中で、次にこれを発展させたい、と思っている一枚があって、「これいいですね」と、言ってくれた人は全員その絵を選んでくれた。美術館の学芸員さんも、作家の人も、近所の人も、幼なじみも、通りすがりの人も。そのことが、なにより嬉しい。
自信を持って、次に進めます。みなさん、ありがとう。
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