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2005年09月28日(水)
空手娘と食事。

久しぶりに空手の道場に。

ヤツ(過去の日記を読んでくださいませ)の娘が来ていたらと思って
来たのだけれど、30分位してから来ました。

私の顔を見たらすごいビックリした顔で、

「おじさん、どうして?」

「???なんで?」

「だってお父さんからharnは遠くに旅に出たからもう会えないって聞いていたから」

なんだそりゃ?言うに事欠いてなんて事を言うのだろう?

「君のお父さんは普通の人じゃないから、なんか夢でも見ていたんじゃない?」

「そうかぁ、そうだよね。なんかおかしいと思っていたんだ。」

親子揃っておかしいよ、ここは。このコは純粋なだけなのだろうけど・・・。

それともアイツは私に会わせたくないのだろうか?

「まぁイイヤ、韓国で会えなかったから、心配していたんだ。終わったら
ご飯食べさせてあげる」

「ホント?嬉しいな」

・・・。

1時間くらい稽古をして出ました。居酒屋でもと思ったけど、久しぶりなので
駅近くのジャズバーに連れて行ってあげました。

ジャズバーっていっても、食事もコース料理があるし演奏も会話の邪魔をしないくらいの演奏なのでイイカナと。

演奏を聴きながら食事して。

彼女は料理が出る前から目を爛々と輝かせて

「すごい、こんなお店初めて」

料理が出てくると

「美味しい〜」

少し興奮気味。

お店のご主人とは懇意にしているので結構気を使ってもらいました、
制服を着た女の子なんて流石に来たことが無いみたいで。

「harnさんが連れて来た方なら」って事で、かなりサービスしてくれました、
当然、ジュースですけどね。

少しだけ大人の世界を知った彼女は顔を真っ赤にして喋り続けます。

「また連れてきてもらっても良い?」

「良いけど、なんかお父さんに嫌われてるのかな?」

「そんな事ないよ、いつもおじさんの話してるし」

「どんな話?」

「・・・。」

「ん?」

「こういう男の人とは付き合うなって」

はは(自嘲)、別に良いけど、と言うよりそれが正解かも。

「じゃぁ、この場所は二人の秘密の場所だね」

「うん、でも」

「でも?」

「おじさん、優しいし面白いし、お父さんが間違っていると思う」

「ありがとね」

別にヤツとは仲が悪いわけでは無いのだけれどね。

食事を終えて、「じゃぁねぇ、またねぇ」って元気に帰ってゆく
彼女を見ながら、

ホントに子供ってイイナって。

どうして欲しい人にはくれなくて、欲しくない人にはくれるのだろう。

いくら考えても結論は出ませんよね。


エンピツ