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2005年08月12日(金) ■ |
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ごめんなさい、ちょっと、重いです。 |
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今日は土曜日です、で、これは金曜日の日記。
あろうことか友人の命日をすっかり忘れていて、それなのに自分だけ 楽しくエロ日記を書いていることに凹みまして、削除してしまいました。
削除前の日記を読まれた方は何人くらい居るのでしょうか?
みなさん混乱するといけないので手順を追ってお話しすると、昨日日本に帰ってきた私は、一晩彼女と楽しく過ごして、今朝彼女はお仕事、私はお休みなので夕方に会う約束をしたわけですよ。それで、昨日の彼女の痴態をエロ日記に 書いたりして。
それでテレビなど見ていたら、日航機の事がずっと放送されていて・・・。 俺もなんかあったな・・・。あ、そうだ、あいつの命日だ。毎年お墓参りには 行っていたので、あわてて他の友人に連絡をとったのですが、みんな繋がらない。
あーあ、なんてこったい。その後はいつものプチ鬱。
こうなると誰にも会いたくなくなるのですけれど、ここは頑張って彼女を待ちます。
彼女が来てくれたのですが、どうしても話す気になれない。
「調子が悪いから家でごはんで良い?作るね」
「そんな、私が作ります」
「いいの、気が紛れるし」
「??」
帰って来たらまず作ろうと思っていたもので、ウニと練乳(無糖ね)を合えて 生クリームを。それをパスタに絡めて上にもウニの塊をドンと。 あさつきを散らして「ウニのリングィーネ」。イタリアに行った時にハマリまくったパスタです。平麺が一般的らしいのだけれど、私は細めのリングィーネが好きなので。
味見したら、美味しい。悲しい時でも美味しいものが食べたい自分がもっと イヤになる。
あとは、彼女が買ってきたのか冷蔵庫に野菜がわんさかあったので、季節外れではあるけれど、ポトフを作ってみました。粒マスタードを死ぬほど付けて食べると最高ですよね。
「こんなの食べたこと無いです」
「そう、おいしいよ」
「いただきます、あっ、すごく美味しいです」
「うん、良かった」
目は食べたいのに、どうしても食べることが出来ません。 おかしいと思ったのでしょう、彼女が
「harnさん」
「ん、なに?」
ほっぺに指を当ててグリグリしながら「ボーノ、ボーノ」だって。 少し前に紅茶のCMでやっていたやつですね。
「ははは、なにそれ」
「すごく美味しいから」彼女なりの、精一杯のオチャラケでしょう。
「ありがと、なんか食欲が出てきた」
なんとか全部食べて、洗い物をした後ソファに腰掛けてテレビを見る。
ショウコちゃんは私の肩に頭を預けて、右手の指を私の左手指に5本とも 絡めています。
「ショウコちゃん」
「?なんですか?」
「ごめんね、調子が悪くて」
「全然、それよりご飯まで作って貰っちゃって、ごめんなさい」
「いいの、好きだから。それより、さっきの良かったね、も一回やって」
「何をですか?」「ボーノってやつ」
「ボーノ、ボーノ、ですか?」今回はちょっと恥じらいが入っていて、それはそれで良い。
「可愛いね」
「へへへ」彼女の「へへへ」って笑い方がすごく好きなの、いたずら好きの 女の子みたいで。
ガマンしていたんだけど、いきなり涙が溢れて来ちゃって。慌てたのは彼女で、「えっ?harnさん?どうしたの?えっ?えっ?」って。
友人の事を話して、自分が情緒不安定なことも自傷癖のことも話して。
「でも、ショウコちゃんが居てくれて良かった」なんて事は言えないんだよ。 他人に依存するのって、1番簡単な逃げ道だから。
泣きながら全部言っちまいました。こんな事言ったのって、彼女が始めてで。
「harnさん、大丈夫」って、顔を胸に引き寄せてくれて。
「私がいつも居ますから」って言ってくれた。
すごく嬉しかった。
大分落ち着いたので、「ありがとう、でも、ショウコちゃんのおっぱいが大きくて息ができない」って、冗談言ったら
「本気で心配してるのに、なんでそんな事」って、顔を真っ赤にして 怒ってるし。
なんだよぉ、元気なところ見せようとしただけなのに。
あ、友人の命日って言っても、日航機とは全然関係がありませんよ。ただ フラッシュバックしただけで。重い話題は私の日記には合いませんよね。
・・・。
そういえば。
日航機が墜落した後、友人数人で墜落現場の近くに行ったの、というか、連れて行かれたの。肝試しみたいな事があると、霊感が強い私は必ず付き合わされて。
地獄でしたね。当然現場検証も終わって、遺体なんかは無いんだけど。 なんていうか、「人の想い」みたいなのが散らばっていて。
歩いていたら、後ろからいきなり腰に手を回す人がいるの、子供か女性なのかな。でもすごい力で、「置いていかないで」みたいな。
「そうだね、一緒に帰ろうね、怖かったね。」って言うと、スーッと力が抜けていって。
東京に帰ってお祓いしてもらったんだけど、霊能者(結構有名な方ですよ)の 方にも、「二度と行ってはダメですよ」って言われたし。
みなさまのご冥福をお祈りいたします、あと、○○○君もね。
来年は、必ず行くからね。
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