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杏子



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先日、母親から真珠のネックレスを贈られた。

これまでフォーマルな場、
結婚式とか御通夜、葬儀などの場では
毎度毎度母親の真珠のネックレスを借りていた。

色々見せて頂いたが、
お店では粒の小ぶりな、輝きのシャープなものを選んだ。
うちは決して裕福な家ではないので、
大きな買い物だっただろうと思う。



私は自分であつらえた着物というものを持っていない。
成人式のときは母親が袖を通した振袖を着た。

来月、職場で着物を着ることになって
娘の居ない伯母から訪問着を譲り受けた。

母と伯母の母親、つまり私の祖母の手縫いであるらしい。
ちなみにそれは全面が古典柄で染め抜かれているので
職場には、また別の色無地のものを着ていくことになった。

色無地のほうは返却する予定。


こういうことを経験するようになると
いい年の娘になったなと実感する(苦笑)。


お父さん、お母さん、伯母さん ありがとうございました。



女である私は、一応将来的には今の苗字を手放して
別の家に嫁ぐことになっている。







結婚願望は?と聞かれれば ある。と答える。
ある!ある!!ある!!!ある!!!(泣)ぐらいの勢いで。



私は少し過保護に育てられた節があるので
両親にはかなり依存していると思う。

私が結婚を望む理由のひとつに

両親が逝ってしまった時、もしひとりだったら
私は絶望の淵に立たされて、
喪失感に押しつぶされるだろうと想像できるから。

私はひとりで生きていけるほど、強い人間ではない。

強くありたいとは常に思っているが
どうしようもないときは「寂しい」と言ってしまう。


認める強さと 認めない強さを
許せる強さと 許さない強さを

同時に持てる自分になりたいです。













2010年02月14日(日)
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