しろにじ創作倉庫
空は清かに高く雲は鱗雲窓を開ければキンモクセイの香りが鼻を掠めて道を往けばアオマツムシの甲高い音色が沁み入って日暮れにはからからと風に揺れる祭り提灯のやるせない明るさはっとして、そして懐かしくてそれから思い出したくないことが蘇ってくるのさ次から次とまたく、まったく、まったく!秋はなんて上手に人の心に忍び込みやがるんだ