しろにじ創作倉庫
いつか誰かに話そうと思っていた僕が初めて虹の生まれる瞬間を見たときのことふわふわと頼りない光の粒子が近付いては離れ また 寄り添いやがて一つになって鼠色の空のキャンパスに大きな虹の橋を描いていくそのとき その空間に居合わせたことが僕にとってはなんと幸福なことだったのかこれは 誰にも話したことがないんだだけど きみになら話していい気がするううん絶対 きみに話したいと思ったんだ