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2005年06月20日(月) 日曜日のギモン

いまさらいうけど、東京海上日動のCMってよく見るよねえ。
15秒バージョンと30秒バージョン。
まあ確かに90秒バージョンは一回きりだったから嘘じゃないね。



昨日の日曜は父の日。
おそくおきてきたうえに着替えもせずゴロゴロしているオットとともに、そのCMに遭遇。



ちょっとわたしがつぶやいた。
「やっぱ、ツヨシってああいうイメージなのかな」
「ああいうって?」



「ちょっととぼけてるっていうか、頼りないっていうか・・やっぱ世間一般のクサナギツヨシのイメージってああいう感じなのかな?」
別に返事を期待したわけじゃないんだけど。



オットは突然ガバっとたちあがり、いきなり力説した。
「いや!それは違うよ!オカアサン!」
な、な、なんだ?びっくりするじゃんか。



「たしかに!そういう一面もある。だけどツヨシはあんな情けない感じの演技もできれば『僕の生きる道』みたいなシリアスな演技もできるんだ!」
どうしたんだ?どうしたんだ?



「演技の幅がひろいんだよ!」
そりゃしってるけど・・・
「ひろいんだ!」



おいおい・・・どうしたんだよ、オット。
「オレはね、前々からすげえなと思っていたんだよ!」
ほんとかよ・・・父の日だからなあ、なんか欲しいものでもあるんじゃないか?



それにさあ、確かにわたしは褒められれば大喜びするファンだけど。
なんでそんな格好してるのか知らないけど、着替えもしないパジャマのズボンを胸までひきあげたコントみたいなスタイルで力説してもなあ。
説得力がないっていうか、なんていうか・・



でも・・そういえば・・
わたしがツヨシくんツヨシくん言い始めても、最初のうちは全く興味なさげだったけど。
そうだ、やっぱり「僕の生きる道」だ。



1話はみなかったんだ、あの人。
でも2話から先はいつのまにか一緒に座ってたっけ。
「あれ?オトウサンみるの?」
「うん、見たいからね」



ここぞという所では誰よりもはやくポロポロ涙こぼしてた。
「オヤジ、もう泣いてる」
ムスコがこっそり告げ口。
「はええ〜」



時代劇好きなので、「サル〜」も「イヌ〜」も見た。
「よかったよかった。新解釈がおもしろかった。ツヨシがすげえよかった
そういえばそんなふうにいってたな。



「海峡〜」も見せてくれっていわれてるんだった。
「いいけどさ、3時間だよ」
「あ〜3時間・・・じゃもうちょっと時間できたらみせてね」



ただ、「海峡〜」の場合はわたしとしては完全版のDVDが出ないモノかと思ってるんだけどな。
そしてでたら、たとえ4時間でも5時間でもそっちを一緒に見たいな。
わたしの中では本編はダイジェスト版にちかい印象があるのでね。



オットはもしかしてけっこうツヨシくんのこと好き?なのか?
けっこう役者としては「いいぞ!」と思ってるのか?
どうかな?どうだろ?
でもそんなこと聞くのもイヤだしなあ。



そしたら、昨日の朝刊を手にとってさらに力説。
一面は中韓の対日感情悪化のニュース。



「こういう時こそツヨシのやってる交流が大事になってくるんじゃねえか」



「たいしたオトコだと思うよ」
ぽそっと一言。



その時はじめて、父の日の夕食のご馳走を一品ふやして欲しいわけじゃないようだ、と確信した。
オットはオットなりにツヨシくんのことを評価してるんだとわかった。



そしてわたしはその時、(よし、刺身を一品ふやしてやろう)と決めたのでした。



オットよ、ツヨシくんのことをたいしたとオトコと言ったあなたもたいしたオトコだとツマは思うぞ。




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