フィリップ・トルシエとわたし
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2002年12月01日(日) |
DAMASK ROSE |
くそネコの病気が治りやがりました。
穀潰しの癖にいっちょまえに。
ワシの晩ご飯の車エビを銜えて逃げました。
貧乏なワシの家庭の久しぶりのごちそうをです。
じいさんの一周年記念だか一周忌だかのごちそうの残りなのに。
何故じいさんが死んで一年立つとごちそうが食えるのか解りませんが とにかく、ごちそうなのに。
とにかくワシのおかずから冷えた車エビの塩焼きは無くなりました。
ニャー。
あら?テーブルの下から声がします。
もっと喰わせろと言ってます。
無職の癖に生意気です。
こいつは5月ぐらいに職場の前で捨てられてました。
避妊手術の金がもったいないアホ飼い主の放慢の成れの果てです。
6匹居ましたので知り合いやパートのおばちゃんに押し付けましたが こいつだけが残りました。
黒くて愛想が無かったからです。
ニャンとも鳴きやがりません。
ずーっと黙ったまま。
ただこちらの顔をじっと見つめるだけ。
もう、保健所に持って行こうかと思っていた矢先、
引き取り手が見つかりました。
安心しました。
1週間後。
戻って来ました。
あんまり暴れるので手に負えないとのこと。
このままでは保健所行きです。
ワシは喘息持ちなので飼えません。
しかし、どうにかしたかったのです。
折角兄弟全員引き取られたのにコイツだけイモを引くなんて理不尽です。
別に命なんて人間も動物も大して価値なんかないと思ってますし、 容姿や能力で差別されるのも、仕方ないもんです。
でもなんか許せなかったですよ。コイツだけ差別されんの。
んで、まぁ覚悟しました。
引き取るの。
…つう、ワシの大いなる愛も解らずコイツは
ワシのごちそうの車エビだけでは足りんと贅沢言ってやがります。
ムカツきますがニャーニャーうるさいので冷えたカニをやります。
そっぽ向いてファンヒーターの前でゴロ寝かよ。
昨日心配して損した。
病院代返せ。この野郎。
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