暴かれた真光日本語版
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2003年12月28日(日) 043 publicationsinMahikari

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天変地異が来なかったことに対する言い訳



 20世紀末に結局、大天変地異は来なかった。その理由として、八S東明氏は自著で以下のように説明している。

 [A]「最後の天の岩戸開き―岡D光T師の大予告」には、昭和49年6月13日の光T師の神示についてこのような記述がある。

(P117)……この重大神示を受け、光T師は主神に対し人類界の罪穢による御経綸の遅れをお詫びし、自らの『いのち』に替えて巨大エネルギーを逸らさんことを真祈りしたのである。
 この重大神示の十日後、岡D光T師は昇天され、超巨大地震は一時逸らされることとなった。すなわち、地震エネルギーは拡散され、先に延ばされたのである。
 師は身をもって地の大ユスリ(大地震)を逸らしたことになる……。
(P128)……主神神殿建立によって天変地異は一時延ばされはした……

 つまり次の二つの理由で、世紀末に大天変地異が来る予定だったのが、一時的に延びたとS教M光では言いたいわけだ。
 (1) 光T師が身を挺した
 (2) 世界総本山が建立された。

 これが果たして本当なのか、昭和58年に初版が発行された3冊の書籍の内容を考察してみよう。

[1]「大聖主」(S教M光昭和58年6月初版)
<太陽の慈父> 岡DK珠
(P25-26)
 昭和四十九年六月十三日に救I主様は、神様から重大御神示を賜わられました。
 これは「六月十三日午前二時、久方ぶり重大神示」の表紙から始まり、
一、 神の御経綸成就が遅れていること。従って天変地異が近づいていること。
一、 世界総本山を高山の地に御建立すること。
一、 父のみ霊である「ヨのおみ霊」をK珠に授けること。
一、 神様は外(ほか)のみ仕組みで、天変地異のエネルギーを一時逸らされること。
 以上を明示されていたのでございます。
(P28)
 実に救I主様は、我が身を神にお捧げして、神様に天変地異を一刻でも後に延ばしていただき、その間に鎮護の神の天降られる“主座建立”を成し、もって神一厘のみ救い、神風の吹くみ世へ御誘導願いたいと神様へ真祈りを捧げられたのでございます。
 救I主様はまさしく我が身を神にお捧げして、人類の危機を少しでも外に逸らそうとなされたのでございます。
  御立教から神幽りあそばされますまで、神に導かれ、神の命ずるままに御神業を遂行された救I主様の真姿こそ、神ひとすじの偉大なるご生涯でございました。

[2]「M光問答」 (S教M光:昭和58年9月初版、平成3年5月9刷)
質問38:日本沈没や世界の天変地異が噂されていますが、それはほんとうにあるのでしょうか?
 ほんとうにあると思います。私たちが聖ho師から伺った教えによりますと、日本も世界もすでに十数年前から大天変地異の危険期にはいっております。これを「火の洗礼期」と呼ぶのです。
 大地震、火山爆発、大洪水、陸地の海中陥没など、この数千年来なかったような大規模のものが起こるといわれています。
 天災地変は日本からだんだんに始まり、世界に及ぶのです。そして最近では大天変地異は最初の予定より十年ほど早くなったとのご神示ですから、一九八十年代に起きると思われます。
人類がかって経験しなかったような、恐るべき時代は目前に迫っているのです。この大天変地異については、お釈迦様も予言しており、イエス様も予言しています。ノストラダムスという有名な予言者も、四百年前に予言しています。そして、最近では、アメリカの聖人といわれたエドガー・ケーシー、また、ジーン・ディクソン夫人などが、かなりくわしい様相を予言しています。

質問39:世界的天変地異で、今世紀末までに人間は全滅するという予言があるけど、これはホントウなのでしょうか。
 それは予言が間違った受けとられかたをしているのです。有名な「ノストラダムス」の予言は、言葉の解釈のしかたで、いろいろの受けとりかたがあるようです。
 お釈迦さんやイエスの予言にしても、こんどの天変地異で、人類が絶滅するとは言っていません。
 聖ho師はこんどの大天変地異は、人類の想像を絶するようなもので、生き残れる人類はせいぜい二割にみたないとおっしゃっています。また天変地異だけでなく、人類最終戦、いわゆる聖書の「ハルマゲドンの戦」が行われることは、アメリカの現代の大予言者、ジーン・ディクソン夫人の予言にもくわしく出ています。いずれにしても、天変地異も、人類最終戦も人類が神を忘れ、神の法則からはずれて生活することからおこるものです。
 私たちは一日も早く、神の実在にめざめ、神の法則にそった生活へともどる以外、救われる方法はないことを知らねばなりません。
註、参考書として
ご聖言 聖書ヨハネ黙示録十六章十六節
フェニックス・ノア「神の計画」(日新報道)
五島勉「大予言」(祥伝社)

[3]「救え、然からば救われん」 (S教M光:昭和58年5月初版、平成10年2月10刷)
 組み手への、布教の手引き書である。
(P11) み教えによれば、地上火の洗礼期(すでにさしかかっている)の大峠に生き残れる
人類は「せいぜいよくても二割ていどであろう」とのことです。
 いま世界人口は急激に増大しており、昭和五十年現在で三十九億を突破しました。学者の説ではまだまだ大巾にふえるだろうといいます。
 もし仮に、火の洗礼の大峠の訪れる今世紀末に、五十億に達しているとしたら、その二割というのは十億の人類ということになります。
(P86) また、食糧問題にとり組んでいる農林省の西丸震哉氏は、PCBや各種の食品添加物、つまり「毒」の入った食物をとり続ける限り、二十一世紀まで生きられる日本人の大人は、
現在の1%しかいないと発表しています。そして、いま生まれたばかりの赤ん坊は(S50年現在) 二十八才までしか生きられないだろうといっています。
(P97) 二十年、三十年はアッという間にやってきます。そして、あの恐るべき火の洗礼の大峠は確実に私たちの頭上に足もとに襲ってくるのです。その時になって、自分の過去の怠情や至らなさをいかにせめてももはや手おくれです。

 昭和58年6月に発行された「大聖主」では、『我が身を神にお捧げして、神様に天変地異を一刻でも後に延ばしていただき、その間に鎮護の神の天降られる“主座建立”を成し……』といった表現が確かにある。ところが、同じ年に発行された[2]、[3]では、そのよう記載は全くなく、むしろ『最近では大天変地異は最初の予定より十年ほど早くなったとのご神示ですから、一九八十年代に起きる』などと、全く正反対のことが書かれている。
 布教を目的とした出版物には「大天変地異がおきるぞ」と脅しをかけておいて勧誘し、主座建立のための奉納金を出させ、何年かした後で、「大天変地異がおきなかった理由はここに書いてある」と逃げるつもりらしい。
 実に悪質な大衆騙しのテクニックである。世界総本山ができたことにより大天変地異が起きるのが一時延びた、という見解を教団は出しているが、主座完成を翌年に控えた年に刊行された[2][3]には、全くそのことは書かれておらず、『大天変地異が来るぞ』と脅しまくっている。実際にはこの建物では、村上正邦や藤波孝生といった悪徳議員がたびたび来賓祝辞を述べており、実にけがらわしい建物である。

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