暴かれた真光日本語版
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2003年01月28日(火) |
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最終更新日:2002.10.01 HOME
サイトの更新に当たって (2002年10月1日) - Knowledge releases the Human Sprit. ->
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2001年の8月にこのサイト、「暴かれた真光日本語版」を公開してから早いもので約1年が過ぎました。Mahikari Exposedサイトの翻訳と各種掲示板に寄せられた情報をまとめて公開することで、密度の高い情報を提供できたと思っております。インターネット上の掲示板は、多くの人々から情報を集めることができる点や、カウンセリングを行える点で、非常に意義があります。しかしながら、本当に貴重な情報が雑多な議論の中に埋もれていってしまうという欠点もあります。つまり、掲示板をリアルタイムで読んでいない人にとっては、過去ログから貴重な情報を探し出すには大変な労力を必要としますし、もし過去ログが失われてしまったら情報を得られなくなります。そういう掲示板の欠点を補完するために、このようなホームページ(HP)がぜひとも必要であると私は考えています。
ここにまとめられた情報は、真光のマインドコントロールから抜け出たいと思っている人たちにとってきっと役に立つ、いやぜひとも必要な情報であると信じて公開に踏み切ったのですが、ご覧になった方々はどう感じられたでしょうか?
各種掲示板において、何人かの方からここのHP製作に対してお礼の言葉をいただきました。「ありがとうございました...」、その言葉を見るたびに、作ってよかったのだという思いを強くすることができました。
また個人的な伝聞ですが、このサイトを見て教団を退会したり、足が遠のく人たちが少なからずいるということを何度か耳にしました。おそらく、現役の信者でいながらも、「この教団は何かがおかしい...」と、心の底に引っかかるものがある方は多いのではないでしょうか。そういう方たちにとってこのサイトは、退会のきっかけになったり、退会までには至らなくとも教団と自分との関わりをじっくり考え直すための材料になると信じています。
しかしながら、何人かの現役信者(組み手)さんたちの掲示板上の発言を見ておりますと、真光に関するこれほどの暴露情報を目の前にしてさえ、「それがどうした」、「だからなんだ」、と開き直る方たちも見受けられます。
「人間は信じたいものを信じる...」、私がある方から聞いたこの言葉は、人間の心理というものをよく捉えていると思います。そして、疑問から目をそむけ、自らを思考停止状態に追い込み、教団のロボットでいることに安住してしまうのでしょう。
ところで、この一年間にインターネットが急速に普及したせいでしょうか、掲示板に真光の矛盾点を書き込んでくれる方たちが増えたような気がします。例えば、「真光問答」という教団の小冊子において、天変地異や薬に関する記述が昔と今で大幅に変わっていることを知らせてくれた方がいらっしゃいました。
旧「真光問答」においては、人類の2割しか生き残れないような天変地異、すなわち「火(霊)の洗礼」が20世紀の末に来ると予言されておりました。しかし、それはついに来ませんでした。そこで教団はどうしたのかというと、新「真光問答」において、「火の洗礼」とは人類文明の行き詰まり、例えば環境問題などによって起こる終末であると、言い換えるようになったのです。
※2.教団出版物に見られる矛盾点 新旧真光問答の比較を参照
地球温暖化などの環境問題、それによって引き起こされる自然災害などは、これからも継続して起こっていくことでしょう。そうでなくても、昔も今も、大きな自然災害、大規模な事件事故というものは、世界のどこかで毎年のように何かしら起こっています。
それを考えると,この「書き換え」はまったくもって実に巧妙であると思います。「組み手(信者)の努力により、終末が回避された...」と言えば言えなくもなかったでしょう。 しかし、それを言ってしまったら今後も信者を恐怖や不安で教団に縛り付けることができなくなってしまいます。 「終末とは、実は人類文明の行き詰まりである...人類が改心しなければ、終末はやがて訪れる...」と言い換えることによって、これからも継続して神の罰、霊障の恐怖、あるいは将来に対する不安で信者を縛りつづけることができるのです。「人類のバロメーター」の役割をもつと教えられている組み手さんたちが、そういう恐怖や不安に怯え、信仰を維持し、今までどおりの金銭の寄付や教線の拡大に奔走することを狙っての「書き換え」ではないか、私にはそう思えてなりません。
掲示板でのやりとりを見ていると、このようなあからさまな書き換えを目の当たりにしてさえ、熱心に信じている現役信者さんは疑問を持とうとせず、無理な理屈で納得したり、何か自分には計り知れない仕組みがあるのだろうと思って納得してしまう傾向が見られます。長年信じてきたものを否定する難しさは、本当に並大抵ではありません。
どのように説明しても真光をやめない信者さんはいるだろうと思います。そういう人たちに対しては、自分自身が気づきはじめるまで、せめて反社会的行動を起こさないように周囲が厳しく監視していくだけが精一杯かもしれません。
それよりも大事なことは、これから真光に勧誘されるであろう人々にいち早く真光の虚構を伝え、長年信じて引き返せなくなる前に真光から引き離すことだと思います。特に、純粋な未成年への勧誘は出来得る限り阻止したほうがいいのではないでしょうか。高校生を主に勧誘のターゲットにして成果をあげ、社会問題化している仏教系の教団もあるのです。
そのためにも、真光の矛盾、虚構を知らせるための情報ができるだけ多く必要です。カルト教団の拡大を防ぐためには、その教団に関する隠された真の情報、ひどい実態に関する情報、さらにはマインドコントロールの手法についての知識を広める以外に手段はありません。そういう情報を整理保存し、多くの人に伝え,また次の世代へと受け継いでいく必要があります。
その必要性を象徴的に表す言葉として,次のような言葉があります。ここのHPの元になっているMahikari Exposedサイトに掲げられている言葉です。
Knowledge releases the Human Spirit. (知識は人間精神の解放をもたらす。)
この言葉は極めて重要な意味を持っていると思います。そこで、より多くの人に理解してもらうべく私なりに説明を加えたいと思います。
私たちの心の底(精神)には常に不安があります。将来に対する漠然とした不安、自分や愛する人の死に対する不安、得体の知れない悪霊や神罰というものに対する不安、などなど、数え上げればきりがありません。これらの不安は誰もが持っています。
また、人は死んだらどうなるのか、どこへ行くのか、自分は何のために生きているのか、この世に終わりはあるのか、自分はどうして不幸になったのかなど、様々な不安や疑問を持っています。私たち人間は、そういうものの意味を問い,わからないことについて答えを求めてやまない存在なのです。
そのため、はっきりと与えられる答えに出会うと、それを信じて自分で考えることをやめてしまう傾向があります。自分で考えて苦しむよりも、何も考えないで信じたほうが楽だからです。
実はそこに落とし穴があるのです。世の中には、マインドコントロールを駆使して信者を取り込もうとするカルト教団がたくさん存在します。もちろん害の無い宗教教団もあるかもしれませんが、ご存知のように問題を起こす教団はたくさん存在します。「ここの教えこそが真実である。ここの神様こそが正しい神様である。ここの教団に所属することこそが、真の救われである。」と、多くの教団が言い寄ってきます。素直に信じるほうがよっぽど楽ですが,騙されて自分の貴重な時間やお金を奪われないためには、私たちはそれらを厳しく見極める目をもたなくてはならないのです。
真光の教えの中では、人間の知識すなわち「人知」は神の知識には遠く及ず役に立たないもの、理性に従って考えることは「屁理屈」であり、信仰の妨げになるものとして捉えられています。そして、「教えを素直(ス直)に信じたほうが結局は得をするのだ...」として、信者に自分で考えることを辞めさせようとします。よく使われる言葉としては、「この世界(神や霊の世界)は考えてもわからない、体験しなければわからない。この世界は奥が深いので、10年やそこらではわからない...」などというのがありますが、これらは自分で考えることをやめさせる方向に導く巧妙な言葉であり,マインドコントロールの手法の一つです。「体験しなければわからない」、という言葉は正しい場合もありますが、体験のみを絶対視し、理性的かつ批判的に考えることを放棄させる意図のもとに使われる場合には、極めて危険な言葉となります。上で紹介した英語の言葉 "Knowledge releases the Human Spirit" は、それに対する警告であり、マインドコントロールを解くためのカギなのです。
「神や霊のことや死後の世界などは、何を体験しようが全くわからないことである。それらは自分にとっても誰にとっても不可知なことである。」、という、忘れがちですが当たり前のことを今一度認識すべきではないかと思います。「神はいる、死後の世界はある...」、と信じることは個人の自由です。しかしそれは、「根本的にはわからないことであるが...」と、はっきりと認識した上で信じるべきではないでしょうか。その認識がないことには、何かのきっかけが与えられると、例えば霊動のような現象を見せられて驚いてしまうと、見えない世界についての説明を簡単に信じてしまうのです。
真光では、「手かざしによっておこる霊動で出てきた霊が、誰も知るはずのないことをしゃべり、後になってそれが実際に確認された。だから霊は存在する。だから真光は本物である。」ということを言う組み手さんがいらっしゃいます。しかし、その手の話はめったに無く、たいていが誰かからの伝聞です。そして、それが本当に事実なのか、実際に体験した本人以外確認のしようがありません。真光を信じてもらうためのつくり話なのか本当の話なのか、はたまた本人がそう思い込んでいるだけの話なのか、聞いているだけの人には全くわからないことです。
もし仮に、そのようなことが本当に起こるとしても、それは真光以外の他教団でも起こっていることではないでしょうか。現にそのような奇跡体験、霊体験の話は多くの宗教教団にあり、それを支えにしてそこの信者さんは信じているのです。色々なところを訪問して話を聞いてみればわかりますが、真光の体験がそれほど特別ということはありません。どれも似たようなものなのです。その同じような霊的体験をもとにして、真光とは違う教えを信じているのです。
所詮見えない世界のことはどうとでも言うことができるのです。不思議な現象も実際にあるのかもしれませんが、それらはいかようにも説明することができるのです。手かざしで体調がよくなる、病気がよくなる、という現象も、なぜそうなるのかは現在のところ誰にもわかりませんが、それは真光以外の宗教教団でも起こっていることですし、普通の人がやっても起こると言われています。不可思議な現象の中に隠された真実は、私たちごく普通の人間にはわかるはずもありません。
繰り返しますが、神や霊のこと、手かざしの効果の原因、霊動現象の原因などについては、今のところ、万人が納得のいく説明をしたり証明をしたりできる事柄では決してないことを認識すべきです。自分で考えたところでわかるはずもなく、わかると断言している人の話を聞いても、その人がほんとうにわかっているのかどうか、判断のしようがありません。つまり、信じるか信じないか、それだけの違いしかありません。
その体験や与えられる教えを信じることは個人の自由です。しかし、そういう不可解な現象が本当に起こったからといって、真光に関する多くの矛盾や疑問点が帳消しになるわけではありません。霊の存在を実感させてもらえさえすれば、あるいは、手かざしによって病気さえ直れば、その他のことでは嘘をつかれても騙されてもいいというのでしょうか? 決してそんなことはありません。
教団、あるいは岡田光玉氏に関する本当の情報をあらかじめ知っていれば,神や霊、霊動などに関する教団(岡田光玉氏)の説明を信じることなどできないはずです。そうしてはじめて、神罰や悪霊の恐怖で縛りつけようとする、真光教団のもくろみから自分や周囲の人々を守ることができるのです。
つまり、正しい多くの知識や理性的に考える力こそが、得体の知れない恐怖から人間の精神を解放することができるのです。”Knowledge releases the Human Spirit.”とは、そういうことだと私は思います。
私はそのために、この一年で得た新たな情報を出来得る限りここのHPに付け加えました。その殆どの情報源は、私が探し出したものではなく、他の方たちが掲示板に書き込んでくださったものです。一人一人のお名前は挙げないほうが安全上よろしいかと思いますので、ここでお礼の言葉だけを申し上げます。情報提供どうもありがとうございました。また、無断で情報を転載しましたことをお詫び申し上げます。
話は変わりますが、インターネット上で批判を受ける教団は今後いったいどのような反応をしていくでしょうか?名誉毀損で訴えたりするでしょうか?これは推測でしかありませんが、教団はそういう目立ったことは極力しない、いや、できないと思います。
オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こしたころ、○○真光はマスコミから激しく批判されかかっていたそうです。おそらく、週刊新潮の記事にあるように八王子市議会で土地の買占めを追及されたことと関連があるように思われます。あのオウム真理教の事件がなければ、○○真光はもっとマスコミの集中砲火を浴びていたと考えられます。また、97年から99年にかけて、ベルギーにおいて金銭に関する不透明さを追求され、法廷で解散請求をされました。しかし、なんとか証拠をつかませず、解散は免れたようです。さらに、過去における教団の分裂騒動、現教え主の過去が隠されていることなど、スキャンダル好きなマスコミが好んで書き立てる材料には事欠きません。
多くの人がインターネットを使って教団に関する真の情報を流すようになれば、教団はますます何も言えなくなるでしょう。書き込んだ人間の身元をいちいち調べ上げて訴えるなどということは、もし批判する人間が百人千人と出てくれば、もうきりがないからです。現役の信者に対してはインターネットを極力見ないように指導し、インターネットを見ない種類の人間を主に勧誘のターゲットにしていくのではないかと思います。
ただし、汚い言葉を使って罵るようなことは、別問題の名誉毀損になりますので、そこは誤解のないようにお願いいたします。また、宗教教団がネット上での批判を名誉毀損だとして訴えた例というのがほとんどないため、今後ネット上の宗教団体批判というものがどうなっていくか、何かしらの規制や罰則がかけられるのか、それはまだ誰にもわからないと思います。さらに、公には名誉毀損で訴えられないとしても、ネット上で告発を行っている個人を特定できれば、その人に対していやがらせが行われないとは限りません。
最後に,多くの人はすでにご存知でしょうが、新しい告発ページが現れましたのでご紹介いたします。目的を同じくする仲間が出来たことを、大変うれしく思っています。
光玉の勲章はインチキ勲章HP http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/7139/ 元気が出る真光リンク集 http://geocities.com/cult_attacker/
真光系教団の拡大を阻み、今後10年20年をかけて徐々に縮小させていけるよう、教団に関する正しい情報を伝え続けていこうと思います。
2002年10月1日 ホームページ作者より
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