2013年03月21日(木) |
■病院生活での発見!その17.感動したこと、ありがたかったこと |
さて、今日は、病院内で、 感動したこと、ありがたかったこと、 などを紹介したいと思います。
まずは、 ありがたかったなぁと 思ったことです。
入院したばかりのころです。 手術前で思うように動けず、 着替え、トイレもお願いしないといけないし、 何をするにも手をかけてもらわないといけず、 日に何度かナースコールをしていました。
慣れていないこともあるし 恥ずかしいこともあるしで、 「いつも、すいません ありがとうございます」 と、ある日言ったのです。 すると、その日の担当の看護師さんが、 こう言ってくれたのです。
「今はね、仮の姿なの。 病院にいるときは、仮の姿。 できるようになったら、 自分でできるし、治ったら、 いつもの自分に戻ればいいの。 今は、してもらうことを 気にすることはないの。 今は、頼むことがまゆさんの仕事。 それに応えるのが、 私たちの仕事だしね、 だから、気にしないで ナースコールしてね」
こう言われて、すごくホッとしたし、 今は仮の姿だから、お願いしてもいいんだと 思えて、それから、看護師さんに 素直にお願いし、任せすることにしました。 そして、 「すいません」は、なくし、 「ありがとうございます」 に変えました。 本当にありがたいことばでした。
続いては、感動したことばです。 これには、本当に感動いたしました。
ディルームにいたとき、 こんな光景を目にしました。
少し障害がある60代くらいの男性が、 TVを見ていたところに、看護士さんが やってきて、明日するという手術について、 説明をしはじめました。
「○○さん、あのね、明日手術するの。 だから、今日から、 ご飯が食べられなくなるからね」 「食べられないの?」
「うん、そう、お水は、 朝まで飲んでもいいからね。 あとね、お薬を入れるの、 手につけたりするの(点滴のこと) だから、ここで(ディルーム) TV見れなくなるけど、 手術だから我慢してね」
すると、男性は、 顔をゆがめて、
「手術いやだなぁ。 切るんでしょ、ご飯も食べれない、 オレ、逃げたくなってきたなぁ。 逃げちゃおうかな…」
と、言い始めました。 私は、看護士さんは、どういうのかな、 と聞き耳を立ててました。
看護士さんは、 やさしくこう言ったのです。
「大丈夫だよ。 あのね、明日、先生が、 ○○さんの体をよくしようと、 待ってるの。 ○○さんの体を 元気にしようとして 待ってるの。 ずっと待ってたんだよ。 だから、手術しよ。 手術は痛くないし、 すぐにまたテレビも 見られるようになるからね、 ご飯も食べられるしね。 だからね、ちょっと間だけ 我慢しよ、ね」
そう言われて、男性は、素直にうなづき、 点滴を受けるために、部屋に戻っていきました。
このような言い方を、 看護士さんみずからの機転で言ったのか、 この病院には、マニュアルがあるのか、 わかりませんが、すばらしいなぁと 本当に感動しました。
男性は、次の日、ちゃんと手術を受け、 今は、元気にTVをみています。
こんな看護士さんたちに囲まれ、 快適な病院生活をおくれていることを、 心から感謝しているところです。
明日は、ちょっと変わった方々を紹介しますね。
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