まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2012年05月22日(火) ■放射能の勉強会で学んだ、「えっ、そうなんだ」という現実

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昨日から引き続き、南相馬市総合病院で、
治療の傍ら、放射能の内部被爆検査をなさっておられる
坪倉先生の「放射能のお話し会」で聞いてきたことです。

今日は、放射能のことだけでなく、
その他のことで、驚いたこと話も紹介します。




まず、
坪倉先生のこのことばには、
かなり驚きました。





「今の日本の放射線量は、数値的には
 1940年後半〜60年より低いです。
 というのは、この年代に、
 ビキニ環礁で、
 アメリカが核実験を何十回も行い、
 その放射性物質は、
 日本にも降ってきていたからです」




調べてみると、1946年〜13年間、
ビキニ環礁、エニウェトク環礁で、
核実験は66回ほど行われていたようです。



知らないって…
恐ろしいことだと思いました。
とはいえ、今の日本は長寿国で、
その年代を生きてきても、元気な方も多く、
どのくらい放射能が関係しているか、
わからないものなのだとも、
思いました。




それと、こんな話もしておられました。



「爆発直後では、撮りもしないのに、
 レントゲン写真が撮られていました。
 これは、放射性物質が、
 レントゲン感光紙に入り込み、
 感光させてしまったのだと
 わかりました」




つまり、原発爆発直後には、
それだけ強い放射性物質が降り注ぎ、
ひとりでに感光紙に焼き付いた、
ということです。

また、今も医療体制は整っていませんが、
被災直後は、ほとんど医療体制が麻痺し、
その上、南相馬市では、原発問題もあり、
かなり痛手を受け、ほとんど、
機能しない状態だったということです。



そんな中で、いち早く
新潟の医療チームが来てくれたり、
個人的な医療関係者が
来てくれたそうです。




そして、住民が早く
被爆状態を知りたいと願っているのに、
その被爆線量を計る
「ホールボディカウンター」が
なかなか手に入らず困ったということも。



当時、ホールボディカウンターなどを
持っている医療機関はほとんどなく、
持っているのは、原発施設などで、
そこでは、貸してはくれず、
最初のホールボディカウンターは、
つてをつたって、他県の病院から
(県の名前メモ取り忘れました)
借りたのだそうです。





このとき、
そんなもので計ったら、
余計に不安を煽るとか、
風評被害が大きくなると、
ホールボディカウンターを
手に入れることを
いやがった方々もいるそうです。





地元や行政、政府の一部では、
情報を出すのをいやがる、
調べるのをいやがる、
そんなことが現実にあるということが、
話を聞いてよくわかりました。



先生は、
最後にこう言いました。





「放射能については、
 いたずらに不安がるのもよくないが、
 安心と思うこともよくない。
 自分で情報を入れ、
 確かめていくことが大切。

 そして、量を食べるもの、
 継続的に食べるもの、
 これらに注意していくようにすれば、
 現状では、内部被爆は抑えられます」

「南相馬市では、今みなさん、
 普通に生活しています。
 僕も、病院に行ってますし。

 放射線量もこの辺りと変わりません。
 今は、空気に放射性物質が混じり、
 吸っただけで被爆する、ということは、
 数値的にはほとんどないといえます。
 ですから、
 南相馬市、福島県の復興支援に
 ぜひ、ご協力ください」

 



私は、空気内の放射性物質について
気になっていたので、福島県に行くことに
やや抵抗を感じていましたが、
この話を聞き、今度は、福島県に
復興手伝いに行こうと決めました。
(単純です)

坪倉先生の話を聞いて、
(もっといろいろな話がありました)
行きもしないで、見もしないで、
現地のことをあれこれ想像して、
怖がったり、同情したりするのは、
よそう、と思いました。

これからも、機会があれば、
勉強していきたいと思っていますので、
また、報告しますね。




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